ALvino翔太、故郷の小学校でサプライズ授業

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結成5周年を迎えた3人組ロックバンド、ALvinoのヴォーカル翔太が7月11日(月)、リリースしたばかりの3rdアルバム『Wings of Music』収録の新曲「虹色きっぷ」のPV撮影に参加した北海道・音更木野東小学校を再訪問し、サプライズ授業を行なった。

◆翔太画像

小学校の教員免許を持つ翔太は、新曲の制作にあたり、幼少期を過ごした北海道十勝で、地元の小学生から「君の未来へ」と題して夢についての言葉を募集。そして集まった300を超える夢の言葉の中から歌詞のイメージを膨らませ、“僕らの夢は何度壊れかけても、その度にまた強く光りだすんだよ”と歌う、様々な未来が待つ子供たちに、夢をもって生きて行ってほしいという願いを込めた新曲「虹色きっぷ」が完成した。

そして、PV撮影時に「また必ず来るから」と児童たちと交わした約束を実現させる形で7月11日、同校を再び訪れ、4年生を対象にサプライズで音楽の授業を行ない、「虹色きっぷ」を合唱した。

授業を終えた翔太は、「虹色きっぷ」に込めた思いと授業の感想を次のように語っている。

   ◆   ◆   ◆

7月11日(月)、北海道音更にある木野東小学校4年生の音楽の時間にサプライズで参加させてもらいました。きっかけは、4年生の音楽の先生の一言でした。「ぜひ、サプライズでいらしてくださいませんか? きっと、子どもたちが喜びます!!」

7月6日(水)リリースしたばかりのニュー・アルバム、『Wings of Music』の中の「虹色きっぷ」は、僕の故郷北海道十勝の子どもたちに今年の3月中旬頃、地元の新聞社に協力してもらって、「夢」について言葉を募集し、それにALvinoがメロディーをつけて完成させた曲です。約一か月で、十勝の子どもたちから、約300通余りの生き生きした言葉が送られてきました。その中に、クラスの写真と一緒に、音更木野東小学校4年生が音楽の時間に取り組んでくれた言葉も入っていました。

「トラクターに乗った農家の人になりたい」、「ハクトウワシになりたい」、「わからん、考え中」、、とても、まっすぐで、正直な言葉たちに感動しながら、曲を作ったのを覚えています。

曲が完成し、今年6月下旬、「虹色きっぷ」のPVに木野東小学校の子どもたちに参加してもらうことになり、小学校を訪問しました。その時に初めて、夢の言葉を送ってくれた子どもたちにも出逢いました。そして、時間がなかったため、あまり、ゆっくり話もできず、「また必ず来るから」と約束したままの状態でした。

その撮影訪問の際、音楽の先生からこの話をいただきました。「ALvino翔太青春30切符の旅」(今秋~冬NACK5からDVDリリース予定)で、7月10日北海道十勝の「更別トラクターBAMBA」に参加させてもらう機会があり、その翌日に、ぜひ、いらしてください!!ということになりました。

今年の3月中旬、音楽の時間に取り組んでくれた際、4年生は、どのクラスの子どもたちも、「夢」について1時間じっくり考えてくれていたこと、その様子を音楽の先生から聞いていました。「わからん、考え中」と書いた子も、一生懸命考えた末、最後にその言葉を書いて、提出してくれたそうです。そんな子どもたちに、「こんなに素敵な曲ができたよ。みんなの言葉で、全国で、たくさんの人が力をもらってるんだよ。本当にありがとう」と。

そして、「自分らしい夢ってなんだろう。自分らしい夢を胸一杯に抱いて生きて行っていいんだよ。それが、毎日の生きるエネルギーになるんだ」、そんなことを伝えることができれば。。。と思いながら、今回は、授業をさせてもらいました。

7月11日(月)の1時間目から4時間目まで、4年生は4クラスあったので、全部で、4回音楽の授業をさせてもらいました。「今日は、歌で遊びながら、夢の話を楽しくできればいいなあと思って、やってきました。友達になって一緒に遊ぼう!たくさん話をしよう!」そう言って、授業をスタートします。夢の言葉を送ってくれて本当に嬉しかったこと、感動しながら、曲を作ったことを話しながら、手作りの「虹色きっぷ」を子どもたちに配ります。そこには、自分の夢を書く欄があります。そこに、もう一度夢を書いてもらいました。そして、みんなの前で発表してもらいました。どのクラスの子も、恥ずかしそうにしながらも、自分らしい「夢」を発表し、その夢を持った「理由」、将来の自分へ向けた一言、を発表してくれました。3月中旬の時点で「わからん」と書いていた子どもと話すのも楽しみでした。無理やり絞り出したもの、無理やりひねり出したものは「夢」じゃない。誰にも頼まれず、自分が心からそうでありたい、そうだったらいいな。そう願うものが本当の「夢」。だから、正直に「わからん」と書いてくれた事が嬉しかった。自分のペースで、ゆっくり、じっくり考えればいい。大人になった翔太でさえ、まだ、夢を探しながら、見つけながら生きているんだよ。でもね、そうやって、自分の心を大切にしながら見つけた、本当の「夢」は、きっと、これから、みんなの生きていくエネルギーになる!!なんて、ことを話そうと楽しみにしていたのですが。

子どもって、すごい!! その子は、なんと、3月中旬から4か月程経ち、「わからん」と書いたことが、きっかけになったのか、今回授業をさせてもらった時には、一番に夢を書きこんで、そして、一番に手を挙げて発表してくれました。夢の欄には、「バンド」という言葉がかかれていました。どうやら、4か月の間に夢ができたみたいでした。

音楽の先生がこうおっしゃっていました。「普段、いろんなことに敏感に反応してしまう子どもで、一日の中でも気持ちの波が激しい子どもですが、必ず、音楽の時間がやってくると、いつも、一番に教室にくるんです。きっと歌うこと、音楽は好きな子なんです。だから、きっと、心から考え、心から出てきた「夢」なんだと思いますよ。こんなに、柔らかい表情をしたあの子を見るのは久しぶりです」と。翔太のメッセージに対して、子どもたちの真剣にまっすぐ向き合ってくれている姿に、言葉に、感動しました。そして、パワーをもらいました。

最後に、「みんなに素敵な夢が見つかりますように。その夢がちゃんと叶いますように」と。子どもたちの間を縫いながら、一緒に「虹色きっぷ」を歌いました。そして、あいさつの前に、こう言って授業を終えました。「今も、夢を追いながら探しながら生きている翔太に、みんなと今日会ってまた、新たな夢が一つ、できたよ。将来、何年後かに、みんなと、また会って今日みたいに、笑いながら楽しく、夢の話がしたい。そして、一緒に歌いたい。その日まで、夢を叶え合おうね。一緒に、夢に向かってがんばろう。今日は、本当にありがとう」。


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