SCANDAL、勢いだけじゃない、感動的な余韻をも残す会心作『BABY ACTION』に掛けた想い

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SCANDAL

3rd Album 『BABY ACTION』 2011.8.10 Release

INTERVIEW

HARUNA:突っ走れなくなったらSCANDALは終わり。“このスケジュール、鬼”とか言いながら、他のロックバンドができないこともできてよかったと思えるんです。

――作曲家さんが関わった曲では、ヒダカトオルさん提供の「東京スカイクレイパー」は、これまでのSCANDALにはなかったおしゃれダンス・チューンで新しかったね。

MAMI:ヒダカさんは、ビークル(BEAT CRUSADERS)時代から大ファンだったんですよね。で、はじめはビークルみたいなちょっとパンクでカッコいい感じなんだろうなと思ってたら、いままでのSCANDALにはないまったく新しいサウンドになってすごい楽しかったです。

――この曲もアガるんだけど、アルバムにも収録されてる最新シングル「LOVE SURVIVE」。これがまた超アガるアッパー・チューンで。

HARUNA:テンポが過去最速なんですよ。この曲と「Sparkling!」は、THE野党の篤志さんがアレンジをしてくれてます。

――で、この曲以外のシングルは後半に連続できて。最後が「one piece」。

RINA:歌詞はすらすら書けたんです。夢のことはいままでいっぱい書いてきたけど、夢が叶った時の景色を想像して未来用に作った夢の歌ってないよなって思って、夢が叶った日のことを書こうと。それで、SCANDALを結成したときからいままでのこと、想像するこれからのこと、全部を含めて書いたんです。SCANDALのメンバーが10年後ステージに立っているとき、いま私らを応援してくれてるみんなもフロアにいて欲しいなって思うんです。だから、歌詞の“キミ”はSCANDALを好きでいてくれるみんな、一人一人だと思って聴いてもらいたいです。

TOMOMI:この曲はライヴでお客さんと合唱とかできたらいいなと思いますね。

――なんでSCANDALはこうして夢を一つずつ叶えてこれたんだと思う?

TOMOMI:叶えたいと思ってるからだと思います。それに向かって、いろいろ頑張ってきたから。ちっちゃいことでいいんですよ。今日のライヴを成功させるって思っていればリハの時から力の入れ方は変わりますし。そういうことだと思います。

RINA:夢ってね、叶わへん夢ってないんですよ。叶わへんのは自分が途中で終わらせるからじゃないですか? だから、ずっと思ってたらいいんですよ。年齢制限なんてないんやから。何歳になっても“こんな歳で夢追いかけてるのは恥ずかしい”とか思い出すから破れてしまう訳で。自分で終わらせなければいいと思います。

――夢でもあった初の全国ホール・ツアーが、いよいよ10月13日から始まるね。

MAMI:前回のツアーで初めてステージ・セットを使ったんですけど、またぜひ使いたい。そして今回はホールなんで、ステージ上を動きに動き回ってやろうと思ってます。

――このツアーの前には夏フェス出演とアジア・ツアーもある。そういうロック・バンドのライヴ活動もありながら、他のバンドはやらないような活動もやってて。正直、忙しくて嫌になるときはない? 音楽だけに集中させてくれって叫びたくなるとか。

TOMOMI:忙しいのは嬉しいことですよ。

HARUNA:だって、みんな“仕事人間”ですもん! “このスケジュール、鬼”とか言いながら。すごいポジティヴに考えてて、“他のロックバンドの人ができないこともできてよかった”って思えるんです。

RINA:私ら、どこのカテゴリーでもねじ込めますからね(笑)。

HARUNA:やらせてもらえるうちはやればいいと思うんですよ。いろんなことを。まだデビューして3年、突っ走っていくべきだと思う。突っ走れなくなったらSCANDALは終わりますから。地道にやっていくっていうのもあるけど、SCANDALの魅力は、そうやっていっぱいリリースして、いっぱいライヴやって、いろんなメディアに出て、ってところだといまは思ってるんで。そういうことができるうちは全然やればいいんです。

MAMI:私はそれを見守りながらついていきます(笑)。

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