オーケー・ゴー、最新ウェブテクノロジーを用いたぶっ飛びPV公開

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オーケー・ゴーが、またこれまでにも増して凄すぎるPVを発表した。最新ミュージックビデオ「All Is Not Lost」だが、これはPilobolus Dance Theater(ピロボラス・ダンス・シアター)とのコラボレーションワークに、Googleが最新ウェブテクノロジーで演出を加えたもの。

◆オーケー・ゴー画像

透明なガラス板の上で水色のタイツ姿でダンスパフォーマンスをするもので、動きはいつものオーケー・ゴーな感じだが、ポイントは、HTML5を用いて、自動的に12枚のブラウザが開くところ。ブラウザ自体のサイズや動きもコントロールされ、これまでに見たことの無いようなクリエイティビティを見せ付ける。

今回のビデオも、これまで同様にダミアン・クラッシュ(Vo)の実姉であるTrish Sieが監督を務め、人間影絵集団のダンスカンパニーピロボラスと共に、万華鏡のような映像を創り出している。ダミアン・クラッシュは「我々オーケー・ゴーは、創造性と音楽業界の現状に挑戦し続けているんだ」とコメント。

「ピロボラスと、そして姉であるトリッシュと仕事をする事は、クリエイティブな世界に垣根はないという我々の信念を理解して、実際に分かち合ってくれているので、とても素晴らしかった。最近では素晴らしいクリエイティブなアイデアは、単にクリエイティブなアイデアでしかないと思われているからね。先立って、レコード盤か、ダンスかIT技術かなんて決め込む事はないんだよ。音楽ビデオはアルバムの売上げを上げるものだけではないし、ダンスも劇場でだけ行われるものではない。オーケー・ゴーとピロボラスはうり二つだよ。ダンスと音楽ビデオとデジタルな世界において、何かを創り出したいと試行錯誤をしていて、でもその内のどれか一つだけと特定したりはしないんだ。」──ダミアン・クラッシュ

ピロボラスの代表であるItamar Kubovyは「長時間、小さなスクリーンに向ってダンスしたよ。この世界でオーケー・ゴーやトリッシュ以外にこんな事が出来る人はいないね。3者がお互いに影響を与え合ってこそ完成したんだ」と、その出来栄えを誇る。

映像の再生前に、英数字とカタカナの用いた任意の文字入力が可能で、その文字が、オーケー・ゴーのパフォーマンスで映像上に登場するというビックリな仕掛けもあり、見応えは十分。

Googleのテクノロジーを全面的に使用しているため、Googleが無料配布しているウェブブラウザ「Google Chrome」で閲覧する必要があることが条件となるが、「Google Chrome」の軽快さもあって、ストレスなく存分に楽しめる。

「すべては失われていない」という意味を持つ「All Is Not Lost」を選曲した背景には、未曾有の災害に見舞われた日本に対するメンバーの想いが込められているという。メッセージを入力して、この愉快で斬新な映像を楽しもうじゃないか。

なお「All Is Not Lost」のビデオは、8月9日(米国時間)に全世界のiTunesとバンドのオフィシャルサイトにてリリースする「All Is Not Lost」EP盤の特典としてリリースされる。またNintendo 3DS systemで見られる3Dヴァージョンも販売されるようだ。

◆「All Is Not Lost」パフォーマンスビデオ
◆Google Chromeダウンロード
◆BARKS洋楽チャンネル
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