ブリンク182、クラシック満載のロング・アイランド公演

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8/5にニュージャージー州ホルムデルで2011年ホンダ・シビック・ツアーをスタートさせたあと、BLINK-182とMY CHEMICAL ROMANCEは8/6、ロング・アイランドにあるジョナス・ビーチ・シアターでの2晩公演のために東に向かった。ほとんどが若者の観客はホルモンと怒りとレッド・ブルであふれかえっているようだった。

オープニングのMY CHEMICAL ROMANCEの演奏中、雨が降ったり止んだりしており、観客の大部分は避難して、BLINKがステージに上がるのを心待ちにしていた。それでも「TEENAGERS」「YESTERDAY」「FAMOUS LAST WORD」のようなアンセムではみんなの注目を集めていた。

MARK HOPPUS、TOM DELONGE、TRAVIS BARKERはほどなくステージに上がって2003年のセルフ・タイトル・アルバムから「FEELIN’ THIS」を演奏し始めた。ある意味、ホンダ・シビック・ツアーはBLINK-182の大がかりなカムバックといえる。この2,3週間に、彼らは8年ぶりの新曲を2曲リリースし、9/27発売の6作目のスタジオ・アルバム『NEIGHBORHOODS』のリリースに向けてギアアップ中だ。2曲目はヘヴィなギター・リフの入ったニュー・シングル「UP ALL NIGHT」だった。素晴らしく聞こえたが、彼らがさっさとそれを片づけてしまってあとはクラシック・ヒットに専念してくれることを嬉しく思わずにはいられない。

「THE ROCK SHOW」に続いて「WHAT’S MY AGE AGAIN?」(最初の2音を聞いただけでそれとわかる珍しい歌)が始まり、DELONGEがギターを掻きむしると観客はワイルドになった。BLINKのステージは2001年の前作『TAKE OF YOUR PANTS AND JACKET』からの曲が多く、「FIRST DATE」、「ALWAYS」、「STAY TOGETHER FOR THE KIDS」、「I MISS YOU」(DELONGEはこの曲を「債務危機についての歌」と紹介)などのファンのお気に入りがプレイされた。

それでもショーのハイライトはもっと古い名曲で、『ENEMA OF THE STATE』のオープニング「DUMPWEED」はスリリングだったし、「ALL THE SMALL THINGS」、「CAROUSEL」もそうだった。最後の「DAMMIT (GROWING UP)」はこの夜の最高のシンガロングのひとつだった。

20年近くバンドとしてやっているのにBLINK-182は相変わらずライブがものすごくて、HOPPUSもDELONGEもステージを子供のように元気に駆け回るし、BARKERの腕は正確にして奔放だ。しかし、年齢は顔を出し始めており、かつてのボーカル・メロディがちゃんと再現できないところもいくつかあった。しかし、最終的に一瞬でも13歳の頃を思い出しながら「ALL THE SMALL THINGS」をBLINK-182とその他何千もの人々と一緒に叫ぶのよりも素晴らしいことなんてほとんどないのである。

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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