ジャスティス、新作はプログレッシブなオーガニックサウンド?

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グザヴィエ・ドゥ・ロズネとギャスパール・オジェによるジャスティスは、2007年に発売され、グラミー賞にもノミネートされたデビュー・アルバム『†』のプロモーションを終えてからずっと篭っていたクリエイティヴの繭からようやく目覚めたようだ。ついにセカンド・アルバム『AUDIO, VIDEO, DISCO』の発売が発表された。

◆ジャスティス画像

今作『AUDIO, VIDEO, DISCO』は、ダンス・ミュージックのルーツからさらに遠く離れ、これまでの作品より自由であると同時にヘヴィであり、ロックとエレクトロニックという2つの音楽的言語を組み合わせながら、ポップの外周に佇むゆったりとしたオーガニックな試みを繰り出したものになっているという。

今作は2人のホーム・スタジオで制作され、全ての楽器を自ら担当したという。なんとテーマは、プログレッシヴ・ロックが持つ雰囲気を彷彿させるようなアルバムを作りたいというものだったとか。2人はこれまで演奏したこともなかった楽器を極めて慎重に習得し、デビュー・アルバム時の「夜の街」的な音風景を「昼の田舎」的なものに取り替えるという作業に没頭したようだ。

また、もうひとつ特筆すべき進化は、時折顔をのぞかせるゲスト・ヴォーカリストの存在である。その中には「On 'n'On」と「NewLands」に参加しているニューヨークのロック・バンドDiamond NightsのMorgan Phalen、「Ohio」に参加しているオーストラリアのMidnight JuggernautsのVincenzi Vendetta、そしてアルバムからのファースト・シングル「Civilization」に参加しているUKのポップ・シンガー、Ali Loveが含まれている。

『†』はバンドを世界的な存在へと押し上げ、世界中のクラブを自らのステージに取り込んだわけだが、今作が求めるステージは大規模なアリーナとなったようだ。小さなクラブから巨大なスタジアムまで、ジャスティスの居場所は、急速に拡大し続けていたようだ。

『AUDIO, VIDEO, DISCO』
2011年10月26日発売
WPCR-14233
初回限定スペシャル・プライス¥1,980(tax.in)
1.Horsepower
2.Civilization
3.Ohio
4.Canon (Primo)
5.Canon
6.On'n'on
7.Brianvision
8.Parade
9.Newlands
10.Helix
11.Audio, Video, Disco
※日本盤ボーナス・トラック収録予定

◆BARKS洋楽チャンネル
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