ザ・クークス、「Happy」ミュージック・ビデオ公開

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9月7日に発売となるザ・クークスの3年ぶりの新作『ジャンク・オブ・ザ・ハート』から、最新ビデオ「Happy」(原題:Junk Of The Heart(Happy))が公開された。ビデオの監督を担当したのは、LA出身の映像クリエイター、ウォーレン・フー。現在最も注目されている若手映像監督の1人だ。

ウォーレン・フー監督は、ジョージ・ルーカスのスタジオ「スカイウォーカー・ランチ」で若くして頭角を現し、映画「スターウォーズ」のグリーバス将軍のデザインを手掛けるなど映画界で活躍した才人。その後、音楽好きが高じて趣味で作ったザ・ストロークスの「You Only Live Once」の映像をストロークスのフロントマン、ジュリアン・カサブランカスがすっかり気にいって、以降、ザ・ストロークスやジュリアン・カサブランカスのソロ作での映像作品を手掛けることになったというエピソードを持つ。「レトロ・フューチャリスティック」と称されるその作風は、どこかオフビートな懐かしいレトロな感じと対照的なスペイシーなハイテク映像の融合が魅力で、ダフト・パンクの「トロン」での映像作品も手掛けるなど、宇宙ロマン溢れる作風は健在だ。

一方で、ザ・クークスといえば、キンクス、ザ・ローリング・ストーンズ、ブラーといった英国的なソングライティングの伝統を受け継ぎつつ、ボブ・ディランなどに影響されたロック・アンサンブルをベーシックに持つ王道ブリティッシュ・ロックバンド。ただし、今回の新作は、プロデューサーのトニー・ホッファー(べック、エール、ベルセバなど)の影響もあってか、スタジオワークによるカラフルな音作りがエッセンスとして足されているのが特徴。そんなクークスの新作とウォーレン・フー監督のコラボが実にうまく絡みあったようだ。

<君を幸せにしたい 君に生きてるって感じてほしい>と直球に歌う恋愛ソング「Happy」。それを映像化するにあたってフー監督は次のようにコメントしている。「このビデオのコンセプトは“過去の幸福”だ。それを光と影と色彩で表現したんだ。抽象的にね」。

実際のビデオはフー監督らしい青や赤といったポップなカラリングに彩られた4人の80Sっぽい演奏シーンと、LAらしい光溢れる外での映像が交錯する。逆光の中でほほ笑む金髪の彼女…といった永遠の幻想はビーチ・ボーイズのような繊細で懐かしい夢のようでもあり、パフォーマンス・シーンはすべての女子の夢の中のポップスターのよう。「ビデオ全体に一貫したテーマは影だ。あいまいで抽象的かつ夢のような映像を目指して撮影したんだ。」とフー監督は語っている。

「撮影したのはLA。ウォーレン・フーとの仕事は最高だよ。楽しい撮影だった。ビデオでは影絵のようなシルエットがカギになっているんだ。映画というより様々な写真・画家から影響を受けているというか。一番お気に入りはサビのところで、青い全面スクリーンにシルエットが浮かび上がるところだよ。」──ルーク・プリチャード

この新着ビデオ「Happy」は現在、下記ザ・クークスEMI日本公式サイトで公開されている。

『ジャンク・オブ・ザ・ハート』
2011年9月7日日本先行発売
TOCP-71110 Special Price 2,300円(tax in.)

『ジャンク・オブ・ザ・ハート(スペシャル・エディション)』CD+DVD
2011年9月28日日本独占発売
TOCP-71109 Special Price 3,500円(tax in.)
※アコースティック映像や最新ツアーのオフショットなどが収録されたスペシャルDVDやミニ・ポスターを封入した豪華盤

◆ザ・クークス日本公式サイト
◆ザ・クークス日本オフィシャルブログp
◆BARKS洋楽チャンネル
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