レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、プライベート・クラブ・ショーで新曲を披露

この晩のコンサートは新曲とヴィンテージ・ナンバーを織り交ぜる形で進み、「MONARCHY OF ROSES」で幕を開けたのち、スマッシュ・ヒットの数々、さらには90年代のナンバーなども披露した。結成から10年を経たバンドは次の10年目にはラフで尖がった部分がよりソフトに転じるケースが多いものだが、RHCPの場合はそれが当てはまらない。今回のアルバムでは「CHARLIE」などのスムーズな楽曲と、「I LIKE DIRT」のようなハードなファンク・ナンバーが見事に混在しコントラストを生み出している。
黒のイヴニング・コート姿で登場したリーダーのANTHONY KIEDISは、そのあと上半身裸になり、ベーシストのFLEAは赤のパンツとそれにマッチしたPUMAのスニーカーで登場。2人はいつものように狂気に満ちたパフォーマンスを展開し、ステージ上を飛び回ってモッシュ・ピットのファンを煽る動きを魅せていた。そして未だステージ上での自らの居場所を探している新加入のギタリストJOSH KLINGHOFFERも、パンク・ポーズを取り、KIEDISとFLEAに挑みかかっていた。もちろん2人の熱狂的なパフォーマンスにはとても歯が立たないが…。
FLEAは最近THE ROXY THEATREでBIG AUDIO DYNAMITEのショーを見たことについて触れ、KIEDISと2人で建物の2階へとよじ登って窓から控え室へと入って会場に“侵入”したことを明かした。「バンドとつるんだ上に、彼らのビールを飲み、ショーもタダで見た」と語っており、その発言以来、会場には侵入できないように窓ガラスが設置されたという。
この晩のショーはコカコーラ・ゼロの提供で開催され、8/30の午後9時(東海岸時間)からFUSE TVで放送される。
◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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