浜崎あゆみに東方神起、倖田來未にAAAに後藤真希、X JAPANのサプライズも飛び出した<a-nation for Life>東京公演

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全5都市5会場、7公演で28.9万人を動員する、エイベックス夏のライヴサーキット<a-nation 10th Anniversary for Life Charge & Go! ウイダーinゼリー>東京公演が、8月27日と28日の両日、東京・味の素スタジアムで開催される。10周年を迎えた2011年、5万2000人が詰めかけた東京公演の一日目は、数多くのサプライズで彩られたものとなった。

◆<a-nation 10th Anniversary for Life Charge & Go!>東京公演画像@2011.08.27

号砲とともにスタートした<a-nation 10th Anniversary for Life Charge & Go! ウイダーinゼリー>東京公演。トップバッターは、千紗がウイダーinゼリーをギュッと飲み干し、GIRL NEXT DOORから。「Infinity」でアゲまくると、浜崎あゆみのタオルを肩にかけたファンも、東方神起のうちわを持ったファンも、もちろんガルネクファンも総立ちで歓声を送る。ステージにはガルネコも登場し、みんなで“ガル扇”を振り回しながら最新曲「ダダパラ!!」で、さらにもうひとアゲして、GIRL NEXT DOORは、トップバッターとしての役目を終えた。早くも<a-nation>、お祭りムードだ。

流れてくる「What is LOVE」のイントロ。そして千紗の呼び込みで、キラキラタンクトップ&パンツスタイルの後藤真希がステージに飛び出してくる。黒髪のストレートにイメージチェンジし、引き締まったボディーにはバタフライのヘソピアスを輝かせながら後藤は、6人のダンサーとともにステージをスタートさせる。それはただただ情熱的に、過去4回出演してきた後藤真希の<a-nation>史上最も激しく、そしてセクシーなパフォーマンスだ。

後藤真希は、「今年いっぱいで、来年の1月から長いお休みをいただくことになりまして。今日で、<a-nation>、後藤真希としてはラストになります。今まで長い間支えて下さったファンの皆さん、<a-nation>で出会った皆さん、どうもありがとうございました。」と、挨拶。日本の音楽シーンにおいて、ひとつの時代の象徴的存在だった彼女の<a-nation>最後の言葉に、ファンの垣根を越え、会場全体から温かい拍手が贈られる。それは、特にここ数年、激動の人生だった彼女に対する“おつかれさま”と、そんな言葉が聞こえてきそうな、優しい拍手だった。一方、後藤真希ファンにとっては、彼女が挨拶の中で「長いお休み」という言葉を使ったことは救いだったことだろう。

そして「SCANDALOUS」を髪を振り乱し、最後まで全力でパフォーマンスした後藤は、「どうもありがとう。後藤真希でした。バイバイ!」と両手を振って、笑顔でステージの奥へと消えた。オーディエンスに少しの切なさを残しながら。

ブルーテディにエスコートされて、ウエディングドレスで鈴木亜美が姿を見せる。いきなり懐かしいナンバー「love the island」を歌唱した鈴木亜美は、「Delightful」でミニのワンピースに早着替えし、「BE TOGETHER」で、ステージをところ狭しと走りまわる。会場はクラブのような盛り上がりを見せた。

巨大スクリーンに映しだされた「U(城田優)」に、驚きの声が上がる会場。Uこと城田優は、新曲2曲(「Love&Peace」「刹那~ a sandglass of fate~」)を披露する。どちらも城田優自らが作詞作曲の作品で、特に「Love&Peace」は、東日本大震災の被災者に向けたメッセージソング。被災地でパブリックビューイングが行なわれているこの公演に、まさにぴったりの楽曲だ。

デビュー4年目にして<a-nation>初出演となるのがAcid Black Cherry。会場を引き裂くようなハードなロックサウンドに、ガールズたちからは黄色い声が。ABCの1曲目は、昨今「セクシーな楽曲TOP10」の1位として話題になっている「Black Cherry」。まだ昼の15時前でありながら、yasuは妖艶に歌いはじめると、空気は一気に深夜帯。4万人フリーライヴを成功させた勢いのままに行なう味の素スタジアムでのライヴは、初見のオーディエンスを釘付けにさせる(ちなみに余談だが、親子連れの姿も見られた会場であったが、当然ながら「Black Cherry」は“ライヴバージョン”の歌詞である)。

「どう考えてもこのフェスに似つかわしくない感じありますが。太陽に似合わない感じでしょう?」と、いつも通りの面白トークを展開しながら「少女の祈りIII」「罪と罰~神様のアリバイ~」など4曲で確実に会場を魅了したAcid Black Cherry。その証拠に、一部のオーディエンスからは、Acid Black Cherryに向けてヘドバンも飛び出していた。

次に登場したのはDream、Happiness、FLOWERからなるE-Girls。鮮やかなピンクの衣装に身を包んだEXILE譲りのこのエンターテインメント集団は、そのDNAを1曲目のダンスパフォーマンスから見せつける。さらに、「Wish」「Still」など3グループのオリジナル楽曲を披露したのち、TBS系『EXILE魂』で披露したピンクレディーのカヴァー「渚のシンドバッド」をステージ一列となってパフォーマンスした。
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