渡辺美里、<美里祭り>で鈴木雅之と「ロンリーチャップリン」をデュエット

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毎年、夏の恒例イベントなっている渡辺美里の野外ライヴ<美里祭り2011 ~富士山河口湖より愛を込めて~>が8月27日(土)、8月28日(日)河口湖ステラシアターで行なわれた。

◆『Serendipity』インタヴュー
◆メッセージ映像
◆渡辺美里 画像

“美里祭り”と名付けられて始まったこのライヴは、2006年=山中湖、2007年=横浜新港埠頭と熊本城、2008年=有明東京ビッグサイトと大阪城野音、2009年=横浜赤レンガパーク、2010年河口湖ステラシアターと福岡海の中道海浜公園、札幌芸術の森野外音楽堂と、毎年会場を変えて開催され、今年で6年目。会場は昨年に引き続き、山梨県の河口湖ステラシアターで開催された。

初日の8月27日は、前日まで降り続いていた雨がやみ、太陽の日が差し始めた15:00過ぎには3,000人を超える観客で、会場は超満員に。

ステージに登場した美里は「去りゆく夏を惜しみながら、2011年の夏を抱きしめながら、私たちの愛の力を発信していきましょう」と話し、デビューから26年の歴史を物語る数々の名曲に加え、8月3日にリリースされたばかりのニュー・アルバム『Serendipity』からの新曲も多数披露した。

そして本編中盤には、ゲストを迎えてのスペシャル・コーナー。「ヴォーカリスト鈴木雅之さん、マーチン!!」と美里が呼び込み、きらびやかなブラックスーツ、エナメルシューズで決めた鈴木雅之が登場。

MCでは「私がラブソングの王様、鈴木雅之です」と自己紹介をして、「最も野外が似合わない男」と自ら笑いをさそう。そして「デュエットと言えばこの曲、『ロンリーチャップリン』行ってみようか!」と2人の息の合ったハーモニーが響き渡った。

ついに同じステージに立った美里とマーチンは、お互いデビューからずっと同じEPICレコードに所属しているが、コンサートなどにおいて2人で一緒に歌うのは今回が初めて。今年4月にロサンゼルスの街中で偶然出会ったことが、今回の共演に繋がったのだそうだ。

デビュー26年目の渡辺美里と、デビュー30周年を迎える鈴木雅之。しかしソロ・デビューから数えると鈴木は25周年にあたるため、ソロとしては渡辺美里が1年先輩、という不思議な先輩後輩関係の話にも会場から笑いが起こっていた。

アンコールでは再び鈴木雅之が登場し、ラッツ&スターの代表曲「め組のひと」を2人でデュエット。白手袋をはめながらのパフォーマンスで貫録を見せつけた。

こうして約3時間におよぶ<美里祭り2011~富士山河口湖より愛を込めて~>の初日ステージはフィナーレを迎えた。

なお、翌日28日の公演には三ツ星団がゲスト出演。この三ツ星団は、ギタリスト・プロデューサーとして美里を始め数々のアーティストとセッションを重ねてきた佐橋佳幸、ボ・ガンボスとしてデビューし、プロデューサーとしても活躍中のキーボード、Dr.kyOnにヴォーカル渡辺美里を加えた3人組のスーパー新人ユニット。2010年、デビュー25周年を迎えた美里が行なったプレミアム・ライヴ・ツアーをきっかけに結成された。日本の音楽シーンにおいて欠かすことのできない存在の3人が奏でる演奏は、その名の通り誰しもが認める三ツ星級。20年以上にわたり交流を深めてきた音楽仲間だけに、演奏のみならず、息のあったMCでも会場を沸かせた。

渡辺美里はこの日、来年(2012年)1月に渋谷C.C.Lemonホール、NHK大阪ホールでライヴを行なうことを発表した。

2012年1月1日(日.祝)渋谷公会堂(現 渋谷C.C.Lemonホール)
2012年1月14日(土)NHK大阪ホール

◆オフィシャル・サイト
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