J(S)W×ユニコーン、19年振りの対バンが実現

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1980年代後半から1990年代に起こった空前のバンド・ブームを牽引した2大バンド、JUN SKY WALKER(S)とユニコーンが、10月25日&26日に日本武道館で開催されるイベントで共演する事が発表された。

◆J(S)W×ユニコーン画像

両バンドが出演するのは、寺岡呼人が2001年から主宰しているイベント<Golden Circle>で、両バンドが対バンを行なうのは3回目で、なんと19年ぶりという。J(S)Wが1988年5月、ユニコーンが1987年10月とデビュー時期が近く、メンバー同士の親交も深い両者だが、「バンドブームという喧噪を共に駆け抜けた同志であり、そしてお互い再結成同士という関係。この共演はある意味、“奇跡の共演”」と、イベント・オーガナイザーを務める寺岡呼人も対バン実現に興奮を隠せない。

通常、対バンというと各々が出番に演奏するだけに終わり、オーディエンスを共有するだけのことだが、この2組に限れば、自分達のステージが終わった後の共演に気合いが入っている。過去2回の対バンでは、寺田(寺岡呼人+奥田民生)、宮B(宮田和弥+阿部義晴)、ユニオン・ロッカーズ、ヨヒトビシャス&アベナンシー/ヨヒト・レノン&アベ・ヨーコといった数々の変則・珍ユニットが登場し、オリジナル曲に加え、KISSや横浜銀蠅等の邦楽&洋楽カバーを演奏する等、文字通りの「対バン」パフォーマンスを披露してきたという歴史がある。

現段階では何も決まっていないが、武道館でも新たな珍ユニットは誕生するか?あるいは往年のユニットの再結成か?J(S)Wとユニコーンの事だけに、何かやらかしてくれる事は間違いないだろう。両者ともども未だ現役の連中だけに、2011年ならではの化学変化を見せつけてくれることを期待しよう。

「懐メロではなく、現在進行形のバンドのイベントにしたいし、GCはあくまで“縦の軸”が基本理念なので、ゲストに若手バンド、さらに恒例のリスペクトアーティストを探すことにした。バンドブームを経験した人も、そうではない世代の人にも、喜んでもらえるような最高のGCにしたいと思います。是非、この奇跡の2夜を体感しに来てください!」──寺岡呼人

<Golden Circle Vol.16 / ジュンスカ×ユニコーン>の公演チケットは10月1日より各プレイガイドにて一斉発売となる。チケットのプレミア化は必至なので、気合いを入れて入手のほどを。なお、公式サイトでは8月31日10時より先行抽選の受付が行なわれる予定だ。

<Golden Circle Vol.16 / ジュンスカ×ユニコーン>
2011年10月25日(月)&26日(火)
17:30開場/18:30開演
@日本武道館
プレミアムシート ¥12,000/指定席 ¥7,800
チケット発売日:10月1日(土)
チケット先行抽選:8月31日(水)10時~9月8日(木)18時/公式HPにて先行抽選受付
※プレミアムシート:アリーナ前方センター周辺の座席を確保。会場で販売されるパンフレット付き

●数々の珍ユニットを生んだジュンスカ × ユニコーン過去2回の対バン
第1回:1991年8月10日『SFロックステーション・イベント』@名古屋レインボーホール
東海ラジオの人気番組『SFロックステーション』のパーソナリティをジュンスカと奥田民生を担当していたという縁で、番組主催のイベントが実現。それぞれのステージの後、お笑い(?!)大セッション大会となる。
・ARBのイベント用に結成されたユニット、ユニオン・ロッカーズ(JSW宮田、森、小林/ユニコーンEBI)が復活してロッカーズ(俳優:陣内孝則が在籍したバンド)カバーを演奏。
・ユニコーン阿部、川西/JSW寺岡、小林による鯱鉾(しゃちほこ)銀蠅として横浜銀蠅をカバー。
・寺岡と阿部でヨヒト・レノン&アベ・ヨーコを結成。「ラヴ&ピース!」を連呼しながら大阪恋しぐれの替え歌「名古屋恋しぐれ」を熱唱。
・ユニコーン・奥田+手島+川西/JSW森によるKISS風のド派手メイク&コスチュームでKISSをカバー。KISSというよりも聖飢魔Ⅱに近い!という説もあり。最後は全員で尾崎紀代彦の「また逢う日まで」を歌う。
第2回:1992年7月31日『サウンドコニファー229 '92』@富士急フォレスト
1991年の4月~9月に放送されていたTVKの音楽番組『サウンドコニファー229』で、ジュンスカとユニコーンが隔週交代で司会を努める。この番組が人気を呼び、翌1992年に番組名を冠して富士急ハイランドで開催されたのが対バン・イベント『サウンドコニファー229 '92』。前回同様、それぞれの演奏終了後、セッションに突入。
・1992年4月から約1ヶ月限定のユニット、寺田(寺岡呼人+奥田民生)が復活し、オリジナル曲2曲にサディスティック・ミカ・バンドのカバーを演奏。
・ジュンスカ宮田+ユニコーン阿部がタキシード着た正装でユニット「アベB」を披露し、ユニコーン曲をカバー。
・ジュンスカ森+小林でのユニット「森林」はユニコーン曲をカバー。最後は全員で名曲「マイ・ウエイ」を布施明ヴァージョンとセックス・ピストルズ・ヴァージョンで歌う。
●ジュンスカ&ユニコーン発信の数々の珍ユニット
・寺田:寺岡呼人と奥田民生のユニット。1992年4月22日福岡から、5月24日の天王洲・寺田倉庫(?!)までツアーも行う。
・宮B:宮田和弥(ジュンスカ)と阿部義晴(ユニコーン)のユニット。代表曲『白い街角』(雪が降る町~白いクリスマス~雪が降る町)。
・ユニオン・ロッカーズ:宮田和弥、森純太、小林雅之(ジュンスカ)+阿部義晴&(ユニコーン)の4人でARBのイベントで結成。
・ヨヒトビシャス&アベナンシー:寺岡呼人+阿部義晴(ユニコーン)のユニット(セックス・ピストルズのベーシストを描いた映画『シド&ナンシー』のパロディー。呼人はデップで髪を逆立て、阿部は厚化粧にミニスカートをはき、中指を突き立て、歌うのは演歌の「浪速恋しぐれ」。1989年大阪のイベントに登場。この二人は、『ヨヒト・レノン&アベ・ヨーコ』と名乗って1991年の名古屋のイベントにも登場。

◆<Golden Circle>オフィシャルサイト
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