リンキン・パーク×B'z、日本支援のために感動の一夜

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8月31日、米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されたリンキン・パーク×B'zの超プレミア・シークレット・ライブは、ファンにとってもメンバーにとっても、そして遠く離れた日本で東日本震災で被害を受けた子どもたちにとっても特別なチャリティ・コンサートとなった。

◆リンキン・パーク×B'z画像

リンキン・パークが発起人となり7年に渡って積極的に募金活動をしている慈善基金団体「ミュージック・フォー・リリーフ(Music For Relief)」の一環として行われた今回のチャリティ・キャンペーンは、500ドル以上の寄付を集めた者がこのシークレット・ライブへの2人分の招待を受けられるというものであったが、その収益は100%ミュージック・フォー・リリーフを通じて国際援助団体(NGO)セーブ・ザ・チルドレンへと寄付され、3月11日に起きた大地震と大津波で被災した子供たちの支援へ役立てられる。

およそ1ヶ月にわりオンライン募金キャンペーンが繰り広げられたが、8月24日の最終日までに集まった寄付金は35万ドル(2700万円)となり、当初予定されていた参加者制限を超え、ライブ会場であるロサンゼルスのマヤン・シアターはおそよ1000人の熱狂的ファンで埋め尽くされることになった。

ライブに先駆けて行われた記者会見では、マイク・シノダ、チェスター・ベニントン、松本孝弘、稲葉浩志、Whitney Showler(COO Music For Relief)、Samuel Connor (Director of Philanthropic Services and Save the Children USA)が出席したが、この中で個人の最高寄付金額はなんと1万3千ドルだったことも発表された。

質疑応答でB'zは「今回のような素晴らしい企画に参加できて感謝していると同時に、募金活動や企画のすべてに関わった人たちに、本当にどうもありがとうと言いたい。」とコメント。また今回の募金キャンペーンは、参加者が自分の友人・知人に呼びかけて集めた募金で協力するというソーシャル・ネットワークを活用した新しい試みだったが「このような募金形体にしたことで、ファンの皆さんも実際に“僕達にだって社会貢献ができるんだ”ということを実感してもらったことは大きな意義があると思うし、そう思ってもらえたことはとっても嬉しい。」とチェスターが語った。

リンキン・パークとB'zは<サマーソニック2009>に参加して以来の交遊とのことだが、日系人であるマイク・シノダは「僕が実際にB'zに会う前に、実は彼らの曲を聞いていたんだ。僕の弟が日本に一年間留学していたことがあって、帰国した時に持ってきてくれたCDの中にB'zのアルバムがあったんだけど、初めて聞いてすごく興奮したよ」といったエピソードも語っている。

またSave the Children USAでは仙台周辺の小学生に新学期に向けての準備としてランドセル5000個や給食などを支給することを発表。リンキン・パークとB'zが笑顔で真っ赤なランドセルを囲み、充実した募金活動の報告をして記者会見は幕を閉じた。

ライブはB'zからスタート。7月にもロサンゼルスで単独ライブを行っている彼らだが、本場アメリカのロックファンも圧倒する「Ultra Soul」が響き渡る。『ダウンロード・トゥ・ドネート:ツナミ・リリーフ(日本に寄付する為にダウンロードしよう)』にも収録された「Home」の英語バージョンなど、ほとんどが英語歌詞でパフォーマンスされ、観客からは「最高にロックだぜ!」といった感嘆の声がステージに向けられる熱狂ぶりをみせた。

ライブの途中、稲葉氏は「日本は小さい島国ですが、先日の震災ではご存知のように津波で大きな被害を受けました。でも、今回の皆さんの多大な募金には心から感謝しています。日本語でも言わせてください。“本当にどうもありがとう”」といって観客に一礼する姿に、感動の拍手と歓声が沸き起こり、最後は「Juice」で幕を閉じた。

続くリンキン・パークにとって、会場のマヤン・シアターはここ10年で最も小規模のライブ会場とあって、中には開演前から9時間も待ったというファンも結集、スタート前から熱狂で沸き返っていた。5つの大きなスクリーンに映しだされる映像とともに「Cure for the Itch」が響き渡り、大ヒット曲「Faint」が始まりヴォーカルのチェスターのシャウトが響き渡ると会場の興奮度はいきなり沸点に。

現代の曲がった構造の歪みを埋めるかのように叫び、社会の弱者となってしまった若者たちの嘆きを代弁するリンキン・パークの楽曲は、社会貢献を目的としたコンサートでのチェスターの叫びにより、いつもより一段と意味深いものに聞こえる。『ア・サウザンド・サンズ』からのシングルカット「カタリスト」「イリデセント」(映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』エンディングテーマ曲)、そしてファンには馴染み深い大ヒット曲「Numb」「In the End」と全23曲をプレイ。この合間にはチェスターがオーディエンスに向かって「皆さんが送って下さったのは、たくさんの寄付というだけじゃなくて、未来の希望なんです。本当にどうもありがとう」と語っていたが、ライブが終了するとマイクとチェスターは観客にステージ上から拍手を送るだけではなく、募金の恩返しといわんばかりに、観客レベルまで降りてひとりひとりの握手や声援に10分以上にわたって応える姿が感動的だった。

<リンキン・パーク×B'zプレミア・シークレット・ライブ>
2011年8月31日 19時30分~(LA時間)
@マヤン・シアター
1038 S. Hill Street Los Angeles, CA 90015
記者会見出席メンバー:チェスター・ベニントン(リンキン・パーク)、マイク・シノダ(リンキン・パーク)、松本孝弘(B'z)、稲葉浩志(B'z)、Whitney Showler(COO Music For Relief)、Samuel Connor (Director of Philanthropic Services and Save the Children USA)

※ミュージックフォーリリーフとは
リンキン・パークによって創設されたミュージック・フォー・リリーフは、自然災害の被災者の救済、及び自然災害の防止活動を支援する非営利公益法人。2005年の創設以来、ミュージック・フォー・リリーフは2004年のスマトラ沖大地震およびインド洋津波、アメリカのハリケーン・リタとハリケーン・カトリーナ、中国の四川大地震、ジンバブエにおけるコレラの大流行、そして2010年1月12日に発生したハイチ大地震など、四大陸で起きた数々の災害の被災者救済・支援のために390万USドル以上の収益を上げてきた。ミュージック・フォー・リリーフはまた、将来起こりうる可能性のある自然災害の防止・対策を考える環境プログラムの支援も行っている。その中には、湿地帯の保護、復元を支援するセンド・ダート・キャンペーンや、中国の内モンゴル自治区における砂漠緑化プロジェクト、ミリオン・ツリー・プロジェクト等の活動が含まれる。ミュージック・フォー・リリーフは、マルチ・プラチナム・アーティストを集めたベネフィット・コンサートを開催するだけでなく、被災者の復興を助け、必要とされる物資を提供するためににミュージシャンやボランティアを東南アジアやアメリカの湾岸地域に派遣したり、さらに温暖化防止のために81万本以上の木を植樹している。

<LINKIN PARK A THOUSAND SUNS>
■2011.9.10(土)幕張メッセ
Open16:00/Start17:00
\8,800(税込/オールスタンディング[ブロック指定])
チケット一般発売日:7/31(日)~
[問]クリエイティブマン Tel: 03-3462-6969
■2011.9.11(日)幕張メッセ
Open16:00/Start17:00
\8,800(税込/オールスタンディング[ブロック指定])
チケット一般発売日:6/11(土)~
[問]クリエイティブマン Tel: 03-3462-6969
■2011.9.13(火)横浜アリーナ
Open18:00/Start19:00
\8,800(税込/アリーナスタンディング[ブロック指定]・スタンド指定席)
チケット一般発売日:6/11(土)~
[問]クリエイティブマン Tel: 03-3462-6969
■2011.9.14(水)名古屋日本ガイシホール
Open18:00/Start19:00
\8,800(税込/アリーナスタンディング[ブロック指定]・スタンド指定席)
チケット一般発売日:6/12(日)~
[問]サンデーフォークプロモーション Tel: 052-320-9100
■2011.9.16(金)インテックス大阪
Open18:00/Start19:00
\8,800(税込/オールスタンディング)
チケット一般発売日:6/11(土)~
[問]キョードーインフォメーション Tel: 06-7732-8888
◆チケット詳細&購入ページ
◆リンキン・パーク・オフィシャルサイト
◆B'zオフィシャルサイト
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