heidi.、“第六感”に導かれ生まれた最新作

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heidi.が9月21日、『シックスセンス』と名付けたミニアルバムをリリースした。自らの感覚を信じ、好きなものを詰め込むことを最優先したアルバムには、いまの衝動が収められ、ライブ感にあふれている。“第六感”に導かれ生まれた最新作について4人に聞いた。

◆「シックスセンス-sixthsense-」PV映像

シックス・センスとは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。五感以外のもので、五感を超える情報を得る超感覚的知覚のこと。ギターのナオは「6月に結成5年目を迎えて、いい意味でheidi.らしさを取っ払っていこう」と制作を進めたと話す。ボーカルの義彦も「感じたままの気持ちを大事に」と、これまで使うことを避けていた言葉を歌詞に取り入れるなどし自由な作品にすることを心掛けたと語る。

心を開放し生まれたのは、余るほどの言葉だった。収録した6曲(通常盤は7曲入り)には、パンパンに言葉が詰め込まれ圧倒されるほど。膨大な情報量をすんなりと受け入れさせてくれるのは、heidi.でなければ生まれない温度感。1人欠けたら生まれない、その絆の深さが今作では改めて感じられる。

義彦は「歌詞は作曲者からテーマをもらい、書き進めました。「シックスセンス」や「歌声」など、歌詞を書いた中で見えたのは“これからも歌い続ける”ということ。その決意表明ができたアルバムだと思います」と振り返った。

ドラムの桐は、「自分たちが求めるものをひたすら探した結果、自分らしさやheidi.らしさに気付いた」と手ごたえを掴んだよう。ベースのコースケは「(前作との間に)震災とか色々なことがあった。でも無難なものは作りたくなくて。考えた結果フルアルバムではなく、6曲(通常盤は7曲)にしたことで、冒険心を持って取り組むことができたし、自分たちの思いが明確になりました」と4人の揺るがぬ思いを再確認した。

デビューアルバム「閃光メロウ」を制作したときと同じく、合宿をし曲を育てていった今回。ナオは「ビジュアル系音楽が好きな人に限らず、多くの人に聴いて欲しい。1曲ぐらいは気に入ってもらえる曲があると思う。10月9日の水戸からはツアーもあります。通常と違って対バンツアーなので、いろいろな人たちとコラボレーションするし、楽しみにしてほしい」と笑顔を見せた。


取材・文:西村綾乃

<映画「前橋ヴィジュアル系」登壇>
heidi.が出演し、音楽を担当した映画「前橋ヴィジュアル系」が9月24日から30日まで「キネカ大森」でリバイバル上映決定。25日と30日にはメンバーが来場しトークショーを開催。
・9月25日12時40分から、15時50分から、16時40分からの3回
・9月30日17時50分から、18時40分からの2回
[問]キネカ大森03-3762-6000

ラジオ「heidi.義彦のMIRACLE VOX」
NACK5 10月7日より毎週金曜日24時~24時半

<heidi. Live Tour 2011「-Sixthsense Fields-」>
10月9日水戸LIGHTHOUSE【黒猫チェルシー】
10月10日HEAVEN'S ROCK さいたま新都心【黒猫チェルシー】
10月22日柏PALOOZA【人格ラヂオ】
10月26日名古屋E.L.L.【Lc5】
10月27日梅田AKASO【Lc5】
10月30日宇都宮KENT【Madbeavers】
11月3日浦和ナルシス【アヲイ】
11月5日千葉LOOK【iMagic.】
11月11日横浜BAYSIS【Madbeavers】
11月16日新宿LOFT【黒猫チェルシー】
※チケットの一般発売は24日から、前売3,990円、当日4,500円

◆heidi.オフィシャルサイト
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