フィル・スぺクター作品、初CD化を含む垂涎の作品が続々登場

◆フィル・スぺクター作品画像
フィル・スぺクターの経歴は、テディ・ベアーズというバンドとして始まり、1958年には「To Know Him Is To Love Him(会ったとたんに一目ぼれ)」で全米1位を獲得している。1961年に「フィレス・レコード」を設立し、プロデューサーとしてザ・クリスタズ、ザ・ロネッツ、ダーレン・ラヴ等、数多くのシンガー達の後世にも愛され続ける大ヒット曲を生み出した。一方でフィル・スペクター自身は、これらシンガーを凌駕するほどにプロデューサーとしてのアイデンティティを発揮することで注目されるようになり、その後ザ・ビートルズ最後のアルバム『レット・イット・ビー』や、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスンのソロ・アルバムも制作し、一時代を築いた。勿論、日本でも多くのミュージシャンが影響を受けており、公言をはばからない。

もちろん音には妥協なし。オリジナルのマスター・テープを最新リマスタリングし、日本盤のみ高品質Blu-spec CDでのリリースである。日本盤は当時のLPジャケットをA式紙ジャケットにて独自に再現し、これが豪華コレクター・ボックスに収納される形だ。日本盤はさらに、当時のフィル・スペクター・サウンドの歴史を詳細に解説したブックレットも完全に和訳され、歌詞対訳や特別なライナーも付属する。この他にもポストカード、ステッカーなど更なる日本オリジナル特典封入も予定されているようだ。

その他にも、フィル・スペクターのサウンドの影響を受けたアメリカやイギリスの作品を収録したコンピレーション・アルバムも登場する予定だ。「ウォール・オブ・サウンド」の心地よさは、現代のアーティストにも伝播・伝承されていくことだろう。
(1)『フィル・スペクター・プレゼンツ フィレス・レコード・アルバム・コレクション』日本盤
12月21日発売予定 7CD完全生産限定盤¥10,500(税込) 日本盤のみ高品質Blu-spec CD
※アルバム6作品世界初CD化+ボーナス・ディスク
『ザ・クリスタルズ・ツイスト・アップタウン・バイ・ザ・クリスタルズ』
『ヒーズ・ア・レベル・バイ・ザ・クリスタルズ』
『ジップ・ア・ディー・ドゥー・ダー・バイ・ボブ・B・ソックス&ザ・ブルー・ジーンズ』
『ザクリスタルズ・シング・ザ・グレイテスト・ヒッツ、ボリューム1・バイ・ザ・クリスタルズ』
『フィレス・レコードズ・プレゼンツ・トゥデイズ・ヒッツ・バイ・ヴァリアス・アーティスツ』
『プレゼンティング・ザ・ファビュラス・ロネッツ・フィーチャイング・ヴェロニカ・バイ・ザ・ロネッツ』
(2)『ウォール・オブ・サウンド~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・フィル・スペクター1961-1966』
(3)『ダ・ドゥ・ロン・ロン~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・クリスタルズ』

(5)『ザ・サウンド・オブ・ラヴ~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ダーレン・ラヴ』
2011年11月2日発売 SICP 20310~20313 各¥2,000(税込)
※オリジナルのマスター・テープを最新リマスタリング、日本盤のみ高品質Blu-spec CD
(6)『ア・クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター』
2011年11月2日発売 SICP 20315 ¥2,200(税込)
(7)日本企画『テイスト・オブ・ウォール・オブ・サウンド』
2011年11月2日発売予定 SICP 20314 ¥2,520(税込)
◆BARKS洋楽チャンネル