平原綾香、ツアー最終日は『おひさま』井上真央も鑑賞

6月5日のグリーンホール相模大野（神奈川）から4ヶ月にわたって行なわれていた平原綾香のコンサートツアー＜AYAKA HIRAHARA CONCERT TOUR 2011～LOVE STORY＞が、10月1日・2日、昭和女子大学人見記念講堂2days公演でファイナルを迎えた。総動員数5万1000人、全32公演（追加公演含む）と、これまで以上に大規模のコンサートツアーとなった。

◆平原綾香のアーティスト画像

漆黒のロングドレスでステージに登場した平原綾香は、「黙祷のような気持ちで歌っています。」と、代表曲「Jupiter」のアカペラヴァージョンでコンサートを開幕させた。彼女のこの曲は、震災で犠牲になった多くの人たちへの鎮魂と、生きるすべての人へのエールとして、震災後、ラジオでのリクエストが急増した。続いて、スキップを踏みながら「春～La Primavera!～」を歌唱。「星つむぎの歌」ではファンとの大合唱を巻き起こす。その後も、2011年3月にリリースした最新アルバム『my Classics3』収録曲を中心に、様々に表情を変えながら19曲を披露した。

この日の観客席には、NHK連続テレビ小説『おひさま』のメインテーマ「おひさま～大切なあなたへ」を作詞した脚本家・岡田惠和、作曲した渡辺俊幸、さらにドラマでヒロイン“陽子”を演じた井上真央の姿が。平原と井上は、ドラマクランクアップで念願の対面をはたしており、今回、場所を音楽ホールに変えての再会となった。

大きな暖かい拍手に招かれてアンコールに登場した平原綾香は、この3人を前に「おひさま～大切なあなたへ」を熱唱。元々オーケストラで演奏されていた楽曲を、持ち前の幅の広い音域で心に寄り添うあたたかな歌声で歌い、会場に詰めかけた2000名の観客を魅了した。

なお、楽曲の副題として付けられている「大切なあなたへ」について、平原綾香は、「みなさんにとって“あなた”はどなたで誰のことを思って聴いて下さるのかな、と思います。私はもちろんみなさんの事を思って歌っています。」と、コメント。偶然にもドラマの最終話がツアーファイナルと重なり、ヒロインを演じた井上真央が、ドラマ『おひさま』のオフィシャルサイト上でファンに向けた最後のメッセージタイトルを“大切なあなたへ”としていた。

まさにこの曲がドラマを締めくくるにふさわしい曲であったようだ。

今後、平原綾香はヨコハマタイヤ「アイスガード　トリプルプラス」のCMソングとなっている新曲「My Road」を11月2日にリリース予定。この曲は、「大切なひとを守りたい」をテーマに、逆境にも前向きに立ち向かうことで未来を切り開く姿を力強く歌い上げている。着うたフル（R）配信は、10月5日よりレコチョク他主要配信サイトにて。

＜AYAKA HIRAHARA CONCERT TOUR 2011～LOVE STORY＞
セットリスト
1.Jupiter
2.春 ～La Primavera!～
3.大きな木の下
4.私と言う名の孤独
5.What will be will be
6.明日
7.別れの曲
8.I will be with you
9.君といる時間の中で
10.Music
11.Someone to watch over me
12.くまんばちの飛行
13.星つむぎの歌
14.JOYFUL,JOYFUL
15.ブラームスの恋
16.ノクターン
17.Danny Boy
18.LOVE STORY 交響曲第9番 第3楽章
19.ラヴ・ラプソディー
アンコール.　おひさま～大切なあなたへ

◆平原綾香 オフィシャルサイト