新たなるディッキンソン、ライズ・トゥ・リメインがついにデビュー

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UKから5人組のメタルバンドが登場した。10月5日にデビューアルバム『シティ・オブ・ヴァルチャーズ』をリリースしたライズ・トゥ・リメインだ。

◆「ブリッジズ・ウィル・バーン」PV映像

2006年に結成された現在平均年齢21歳の彼らは、トラディショナルなメタル要素をとりこみながらも、現代的なアプローチで演奏するスタイルをもつ。2008年に自主制作でEPをリリース、KERRANG!やMETAL HAMMERらの評価、大物バンドの前座、夏フェス出演などをもって、2010年には「KERRANG! AWARD」にて“Best British Newcomer”、「Metal Hammer」主催のアワードにて“Best New Band”という、メジャーデビューを前にして最優秀新人バンドに選ばれる快挙をなしとげた。

2010年末からデビュー・アルバムの制作を開始し、プロデューサーにはBULLET FOR MY VALENTINEやSLIPKNOT、MACHINE HEAD、CARCASSといったバンドを成功に導いてきたコリン・リチャードソンとFIGHTSTARを手掛けたカール・バウンを迎えた。イギリスでは9月5日、日本では10月5日に登場したのが、このデビュー・アルバム『シティ・オブ・ヴァルチャーズ』である。

既に完成の域にある高い演奏力と安定したサウンドに注目が集まるところだが、実は大きなトピックスがある。ボーカリストの名前がオースティン・ディッキンソンなのだ。そう、そのとおり、ブルース・ディッキンソンのご子息なのである。「ブリッジズ・ウィル・バーン」PVをみると、確かに目から眉にかけて父親似のようだ。ただ、彼らは親の七光りをいやがりこれを宣伝に使ってきたことは一度もなく、関係者やメディアもその事実に左右されることもなかった。サウンドを聞けば、そんな必要がないことは既におわかりのはずだ。

実は、彼らは2011年3月12日&13日とアイアン・メイデンの前座で日本のファンの前で初めてのパフォーマンスを披露する予定だったのだが、震災のためそれは叶わなかった。彼らは来日を希望しているので、必ずや、若き新世代メタル・サウンドを生で確認する機会も訪れることだろう。


『シティ・オブ・ヴァルチャーズ』
2011年10月5日発売
TOCP-71108 2,500円(税込)
1.イントロ
2.ザ・サーペント
3.ディス・デイ・イズ・マイン
4.シティ・オブ・ヴァルチャーズ
5.トーキング・イン・ウィスパーズ
6.ゴッド・キャン・ブリード
7.パワー・スルー・フィア
8.ナッシング・レフト
9.ウィ・ウィル・ラスト・フォーエヴァー
10.イルージョンズ
11.ローズ
12.ブリッジズ・ウィル・バーン
13.ピュアリファイ(ライヴ) *日本盤ボーナス・トラック

◆ライズ・トゥ・リメイン・オフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
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