ダリル・ホール、友人の死を乗り越え15年ぶりのソロ・アルバム登場

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ダリル・ホールの実に15年ぶりのソロ・アルバム『ラフィング・ダウン・クライング』が、2011年10月19日に日本発売となる。

◆ダリル・ホール画像

今回のソロ・アルバムは、『セイクレッド・ソングス』(1980年)、『ドリームタイム』(1986年)、『ソウル・アローン』(1993年)、『キャント・ストップ・ドリーミング』(1996年)に続く、ダリルのソロとしては通算5作目にあたるもの。「プライベート・アイズ」や「ドリーム・タイム」を彷彿とさせるポップ・ナンバーで全米でのリード・トラックとなっている「トーキング・トゥ・ユー」、「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」でおなじみのリズム・ボックス風サウンドを導入した「アイズ・フォー・ユー」、80年代のホール&オーツ作品にリンクする「ロング・ザイド・オブ・ヒストリー」などファンの期待を裏切らない名曲揃いのアルバムになっているという。

この『ラフィング・ダウン・クライング』、実は当初は2010年のリリースが伝えられていたものの、その録音中にホール&オーツ・バンドのメンバーでもありダリルのよき相棒でもあったT・ボーン・ウォークが、2010年3月3日に心臓発作のためニューヨークで急逝。享年58歳だった。彼の急死で大きなショックを受けたダリルは、アルバム制作を一時中断。そのまま完成も危ぶまれてもいたところだが、2011年に入ってホール&オーツでのツアー再開をはじめとした音楽活動をスタート、ようやく完成にこぎつけたといういわくつきのアルバムだ。

ここには、T・ボーン・ウォークとの最後のセッションとなった「ライフタイム・オブ・ラヴ」「ロング・サイド・オブ・ヒストリー」「プロブレム・ウィズ・ユー」という3曲が収録されている。

ダリル・ホールは、現在全米で『ラフィング・ダウン・クライングのプロモーション中だが、11月28日のニュージャージー公演からホール&オーツとしての<Do What You Want,Be What You Are 2011 Tour>を再開させる。年内はこのままホール&オーツのツアーと、ソロ作のプロモーションを並行するようだ。なお、大の親日家でもあるダリル・ホールは、このツアーで限定ツアー・ブックとキーチェーンを各公演会場で販売し、その収益の100%を米国赤十字社とPacific Tsunami Fundに寄付するという。

Photo by Mark Maglio

『ラフィング・ダウン・クライング』
2011年10月19日発売
UCCB-1041 2,500(税込)
1.ラフィング・ダウン・クライング
2.トーキング・ト・ユー
3.ライフタイム・オブ・ラヴ
4.アイズ・フォー・ユー
5.セイヴ・ミー
6.メッセージ・トゥ・ヤー
7.ロング・サイド・オブ・ヒストリー
8.ゲット・アウト・オブ・ザ・ウェイ
9.クラッシュ・アンド・バーン
10.プロブレム・ウィズ・ユー
11.ドント・ウエイト・トゥー・ロング <日本盤ボーナス・トラック>

◆ダリル・ホール・オフィシャルサイト
◆東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報ページ
◆BARKS洋楽チャンネル
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