[クロスビート編集部員リレー・コラム] 編集長大谷編「1991: The Year PunkBroke」

まず、あれからもう20年も経っているだけにみんな若いのにびっくり! それと同時にキム・ゴードンがカートにメイクしたり、酔っ払ってふざけ合ったりと、とにかく楽しそうな雰囲気が伝わってくる。全編の基軸になっているのはもちろんライヴ映像で、ソニック・ユース「ダーティ・ブーツ」、ニルヴァーナ「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」、ダイナソーJr.「ザ・ワゴン」が一つの作品に収まっているという事実だけでも凄いが、それぞれのバンドが世界に突き進んでいこうとする時期だけに躍動感も半端じゃない。また他にも、サーストンのうんことかレディング・フェスでカートが客席にダイヴする瞬間とか、見どころは盛り沢山だ。
ハイライトの一つは、ベイブズ・イン・トイランドがハイエナジーの爆裂ロック「Dustcake Boy」をプレイしているのをソニック・ユースとニルヴァーナが仲良く観ているシーン。まさしく時代が人になって動き出し、「90年代オルタナ革命前夜」を象徴する一幕と言っても過言じゃない。
DVDには40分のボーナス映像があり、ソニック・ユースとニルヴァーナのライヴなどが収録されている。今は輸入盤のみなので、日本版発売を熱望!
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