-異種格闘技対談-Ring【round2】第21回/しずる【PHOTO】

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-異種格闘対談-Ring【round2】第21回

逹瑯(ムック/Vo)ゲスト しずる 村上 純 池田 一真

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池田:『コクリコ坂から』を見たとき、この2人が結ばれますようにって心の中で祈ってしまった自分がいたんですよね。自分でもあれにはびっくりしました。

池田:でも、最近ちょっと自分の中に変化が生まれた瞬間があったんですよ。『コクリコ坂から』を見たとき、男の子が女の子を自転車の後ろに乗せて走るシーンを見てて、すっごい心が動いたんですよ! この2人が結ばれますようにって心の中で祈ってしまった自分がいたんですよね。自分でもあれにはびっくりしましたもん。

逹瑯:あははは。良かった(安堵)。でも、俺も『コクリコ坂から』見ましたけど、あの映画は最高にいいですね。俺も大好きでした。感動しましたもん。

――ミュージシャンも芸人さんも、感受性の豊な人が多いと思いますからね。普通の人よりも感性が鋭いだろうし、脆い部分も多いだろうし。

村上:だと思いますね。っていうか、逆に、ミュージシャンの人って、ライヴやってて本当に盛り上がってるかどうかって、どこで判断してるんですか? ウチらお笑いは笑ってくれるっていう単純なところがダイレクトに判断基準になるけど、バンドの手応えってどう感じるのかなって。

池田:うんうん。それ知りたいよね。

村上:ウチらはウケるかウケないかしかないからね。

逹瑯:お客さんを楽しませて帰らせるのが本当のライヴの在り方だと思っているから、そのために自分も楽しみながら楽しませようと思ってるんだけど、いろんな楽しませ方がありますからね。お客さんの反応は顔を見てたら解るんですよ。すごく伝わってくるんです。笑顔になってくれたり、感動して泣いてくれてたり、いろいろなんです。

村上:なるほど。いろんな受けとめ方があるし、いろんな返りの種類があるってことですね。なるほどなぁ~。

逹瑯:同じ曲をやるにも、並びを変えただけでまったく違ったライヴになりますからね。

池田:なるほどなぁ。

逹瑯:曲も歌詞もそうだけど、難しいことをやっていても、難しく聴こえさせないっていうところが大事だったりするんですよね。

村上:それって最初の方で話した話とも繋がりますよね。昔は難しくてなんぼ、伝わり辛いのがカッコイイっていう勘違いっていう。

逹瑯:そう。テクニカルなことやってるのに、テクニカルに聴こえさせないっていうね。

――バンドは長くなるとどうしてもマニアックな方向に突進みたくなる傾向がありますからね。

池田:なるほど、そうなんですね。

逹瑯:自然に難しいことができることがすごいっていう。

――そこはお笑いにも通ずるところですよね。万人にウケるネタ作りっていう。

村上:ですね。見に来てくれた人に、何やってるのか解らないって思われることやっててもしょうがないですからね。

池田:難しいとこですよね、本当に。ミュージシャンの方も歌詞や曲を作るときって、本当に必死に考えて絞り出すと思うんですけど、ウチらもやっぱりネタを考えるときって本当に自分の脳を曝け出した状態ですからね。笑ってほしくて必死で考えてる訳で。でも、そんなところは見せなくてもいいし、解ってほしいなんて思わないんですよ。でも、まだまだプライドを捨てられない自分もいたりするんで、お客さんが笑わないと、“オマエ、笑えよ(怒)!”みたいに思うことも正直ありますしね。

逹瑯:あはははは。

池田:でもね、そこはしょうがない。面白くなかったんだったら、面白くないネタを作った僕らが悪い。でもね、たまにいるんですよ、大喜利とかしてて、“え!?”って言う奴。

逹瑯:あはははは。

池田:“え!?”じゃなぇよ! と。“え!?”って言うならオマエ、もっといいネタ持ってんだろな! って思っちゃうんですよね。笑わないのは、“悪かった、俺らが笑えないネタを見せたのがダメだった!”みたいなとこなんだけど、“え!?”って……。

逹瑯:異を唱えるなら、オマエも言えと(笑)。

池田:そうそう、そうです! 器が小っちゃいのかもしれないけど、そう思っちゃうんですよね。

逹瑯:でもそれは解るな。ウチらも、洋楽ファンの日本人の前でライヴするときほどアウェイ感を感じるときはないですからね。みんながみんなそうとは言わないけど、日本の洋楽ファンってすごく頭が固いところもあるから、洋楽しか認めないっていう人も多くいるんですよ。そういう人たちは“オマエらどうせ日本人だろ、どうせ下手くソなんだろ。演奏してみろよ!”みたいな目線で最初から見られるんですよ。いやいや、貴方だって日本人でしょ? っていうね。

池田:なるほど! 洋楽しか認めないっていう。なるほど~! それやりにくいわぁ~。いろいろあるんですね。

村上:すっごい解りますね。

――頭っからヴィジュアル系を馬鹿にしたり、新人だとなめた話し方をする関係者やライターもいますからね。そういうのは見てても頭きますからね。売れたら掌返すくせに。むしろそういう人に限って売れたら掌返す。そういうのってかなり胸くそ悪いですから。

村上:何処の世界にでもそういう人たちはいるんですね。そこに対して自分たちがいかに大人になれるかだったりもしますからね。

逹瑯:たしかに。まずそういう人たちは否定から入りますからね。ただ否定するだけなら誰にだってできますからね。それほどカッコ悪いことはない。やっぱ否定するならそれなりの理由を言うべきだし。それってこういう仕事してるからの話じゃないと思うんですよね。普通の仕事してても、普通に人間関係を築く上で大切なことだと思うんです。ウチらも打ち合わせとかしてて、他の人の意見に反論するようなことはしないというか、異を唱えるならば、ちゃんと自分がその代案となるモノを提示してからじゃないと反論すべきではないと思いますからね。“それだったらこういう案の方がいいと思うけど、どうかな?”って言うならば解るんですよね。でも、ただの否定は良くない。ただの否定だったら誰にでもできますからね。ちゃんと脳みそ使って考えてきたことに対して、否定をすべきではないし、ただ異を唱えるのは違うと思いますからね。

池田:たしかに。本当にそうですよね。ウチら、本当にさっきも言いましたけど、ネタって脳みそのままだし、真っ裸な状態ですからね。それを否定されるようなことされると、真っ二つに切り裂かれたような感覚になるんですよ、自分が。

――すべてをかけてる訳ですからね。いい話だね。

池田:真っ向から否定されて真っ二つにされると、キレそうになりますからね。もうそういうスイッチ入ったら、“なんだよオマエこの野郎! なんだよ、その顔は!”とか、まったく別のことでボロクソ攻め立てたくなるっていうか(笑)。

逹瑯:あははは。でも、ホント、池田さんの話し方が面白いから笑って聞いてますけど、本当にすごく解りますよ。

――表に立つ人間として、ありのままを曝け出して勝負している訳ですからね。でも、表に立つ人間ゆえに、はっきりと言えないこともあるというか。

逹瑯:苦しい部分もあるよね。すごく解ります。

村上:いい加減な気持ちでやっていないからこそね。っていうか、ちょっとだけ最後真面目な話できましたかね(笑)? 大丈夫でした? こんなトークで(笑)。

――いやいや、いろいろと興味深い話が聞けましたから(笑)。でも、良かった………最後の方でいい話ができて(安堵)。

逹瑯:あはははは。最初の方は対談っていうより雑談だったからね(笑)。

村上:すいません(笑)。

逹瑯:いやいや、こちらこそすいません(笑)。でも、めちゃめちゃ楽しかった。さすがだなって思いました。話しててすごく楽しかったから。

池田:ありがとうございます! またぜひ遊んで下さい!

村上:ぜひ、生の舞台見に来て下さい!

逹瑯:はい! ありがとうございます! ぜひ伺います! こちらこそ。今日はありがとうございました! あぁ~楽しかった。


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USB DAC「Music Streamer II」スピーカー「Evidence MM01A mhi(musical heart instruments)

・プレーヤー LUXMAN 「D-N100」
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