「WORLD SONIC NEWS VOL.27」レディ・アンテベラム「日本のファンに直接会って、ショウをやりたい」
今回ご紹介するのは全米NO.1のヴォーカル・ユニット、レディ・アンテベラムです。
◆レディ・アンテベラム画像
アメリカの音楽都市ナッシュビルで結成されたレディ・アンテベラム。メンバーはチャールズ、デイヴ、そして紅一点ヒラリーの3人。2010年に発表した世界デビュー作『NEED YOU NOW』が世界で450万枚の大ヒット。タイトル曲は700万ダウンロードを記録し、一躍、世界の人気者に。そして2011年2月に発表されたグラミー賞で主要部門の「最優秀レコード賞」ほか全部で5部門を制覇し、名実ともスターの仲間入りを果たしました。
先月リリースされた待望のニュー・アルバム『OWN THE NIGHT(邦題:夢の貴婦人)』は前作に続いて全米チャート初登場NO.1を記録。今やアメリカを代表するグループです。
そんなレディ・アンテベラムの最新インタビューをお届けしましょう。まずは、タイトルになっている“オウン・ザ・ナイト”が今回のアルバムのテーマなのか、おもにデイヴに話してもらいました。
「アルバムのタイトルは、全部を通して聴いた後に思いついたんだよ。『オウン・ザ・ナイト』が、今回のテーマになっているって思ったんだ。“その夜を手にして”とか“その夜は私達のもの”という意味だけど。僕達が感じていたこと、つまり僕達が今を生きていて、そのすべてを楽しんでいるってことを言い表しているって思ったんだよ。僕達は恋愛のいい面も悪い面も楽しんでいるし、成長していく過程もすべて楽しんでいる。だから“オウン・ザ・ナイト”はこのアルバムの曲に共通するテーマになっていると思う。そしてアルバムは、この曲で始まるんだ。ライヴでプレイする時も、これが僕達のメッセージとして伝わったらいいなと思っているよ」──デイヴ
実はヒラリーはこの夏、電撃的に婚約を発表しました。お相手はカントリー・ロック・バンドのサポート・メンバーだったクリス。テネシー州の湖のほとりで、ふたり一緒に夕陽を見ているときに、クリスが不意にひざまずき、ヒラリーにプロポーズしたそうです。ワオ~っ、ロマンチック!?そんなヒラリーの婚約を、デイヴとチャールズはどう思っているのでしょうか?
「最高に嬉しいよ。ヒラリーとクリスは、パーフェクトなカップルさ。クリスと僕達は去年の夏一緒にツアーしたんだよ。彼はオープニング・バンドのドラマーだったんだ。僕達はヒラリーが夜遅くまで帰って来ないのに気づいてたんだけどね。門限を過ぎても帰って来なくて、何してるのかな~ってさ。でもこれ以上の状況は望めないね。同じ信念を持っているふたりだし、お互いを本当に愛している。だから彼が僕達のファミリーに加わってくれて、すごくハッピーだよ」──デイヴ
「でもツアー・バスの中のブライダル・マガジンには、もうふたりとも飽き飽きしてるのよね」──ヒラリー
「彼女は結婚式のプランをよく話すんだよ」──チャールズ
「僕達全員でプランを練ってるんだ(笑)」──デイヴ
彼らは11月11日から全米ツアーに突入します。まだ、ジャパン・ツアーの予定はありませんが、デイヴは日本に対して、こんな思いを持っています。
「彼らはまだ行ったことがないと思うけど、僕は数年前に東京に行ったことがあるよ。巨大な都市で、美しくて、すごく気に入ったよ。僕達が慣れ親しんでいる文化とは全く違うけどね。僕達はすごく日本に行ってプレイしたいと思っているんだよ。ツイッターとかフェイスブックとかでメッセージをもらったりして、日本にもたくさんファンがいるのは知っているから、行きたいねって、ずっと話しているんだ。日本のファンに直接会って、そしてショウをやりたい。近々それが実現するように願っているよ」──デイヴ
ニュー・アルバム『OWN THE NIGHT(邦題:夢の貴婦人)』が全米チャート初登場NO.1を記録したヴォーカル・ユニット、レディ・アンテベラム、その切ないメロディーは日本人の琴線をふるわせます。ぜひこの秋、じっくりと浸ってください。
text by kenji kurihara:UNITED PROJECTS
『夢の貴婦人』
TOCP-71119 2300円(税込)
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