マイケル・ジャクソン公判21日目、弁護側証人がマーレー被告のミスを認める

マイケル・ジャクソンの死を巡る裁判の21日目、弁護側の証人として登場した専門家は、コンラッド・マーレー被告がマイケルの自宅で麻酔薬を投与したことにより、医療基準を違反したと認めた。

ポール・ホワイト医師は、マイケルが亡くなる前の2ヶ月間に渡って被告がプロポフォールを投与していたという事実は、生命に危険を及ぼす可能性のあることであり、決して害になるものを与えないという医者としての誓いに反するものだと指摘した。「ベッド横で厳重な監視をすることなく投与することは、かなりの危険性があります」

それに対し検察側が「そのことにより死に至った可能性がありますか？」と質問するとホワイト医師は「もし点滴の注入量が何らかの理由で増大すれば、心配停止を引き起こすほどの重大な影響を及ぼすことは間違いありません」と答えた。その後、続けて検察側はホワイト医師自身が誰かの寝室でプロポフォールを投与したことがあるか、そして今回の事件以前に同様の治療事例を聞いたことがあるかと尋ねると、同医師はそれぞれはっきりと否定した。

更に検察側が救急車を20分も送れて要請したという点に議題を移すと、ホワイト医師は「マーレー医師はその状況下において、恐らくかなり不安だったと思います。誰にとっても緊張感の高まる状況ですから」と答えた。

またホワイト医師は、マイケルが慢性的な不眠治療のために数々の医師に助けを求めていたことを踏まえると、マーレー被告は「依頼された」仕事をただ遂行していただけと思われると続けた。「マーレー医師はジャクソン氏が依頼した、要求したとも言える治療を施していただけではと思います」

BANG Japan

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