Avid、新しい「Pro Tools|HDX」と「Pro Tools 10 ソフトウェア」を発表

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Avidは、最新のデジタルオーディオワークステーション「Pro Tools|HDX」と「Pro Tools 10 ソフトウェア」を発表した。

「Pro Tools|HDX」は、既存のPro Tools|HD Accelカードと比較すると、Pro Tools|HDXカード1枚で5倍以上のDSP処理能力、1000dB以上の追加ヘッドルーム、4倍のトラック数、2倍のI/Oが可能になるのが最大の特徴。要求の変化に応じて、Pro Tools|HDXは最大3枚、さらに複数のPro Tools HDシリーズインターフェースの組み合わせを採用することで、トラック数、パワー、I/Oの拡張が可能となっている。

一方のPro Tools 10ソフトウェアは、世界でトップ・クラスのデジタル・オーディオ・ステーションに多数の新機能を追加。これにより、オーディオ・ポストや音楽プロフェッショナルからの要求に応えることが可能になっている。新しいツールの提供で、ワークフローの時間短縮を実現しているのもポイント。たとえば、リクエストの多かったクリップゲイン機能が追加されたことで、プリ・ミックスレベルをPro Toolsソフトウェアのミックスオートメーションから分離させ、サウンドエディターとミキサー間のワークフローを格段に促進・改善する。さらに、録音、作曲、編集、ミックス、再生のいずれにおいても、より高い品質と高いパフォーマンスを実現している。

<Pro Tools|HDXのおもな特徴>

●より大きな、より良いミックスを素早く
・既存のカードと比較すると5倍の処理能力
・最大4倍まで再生可能トラック数を増加。少ないカードで大規模なセッション管理が可能。
・カード1枚につき64チャンネルまでI/Oの拡張が可能。少ないカードでより規模の大きなコンフィギュレーションが可能。

●ヘッドルームを拡大
・浮動小数点アーキテクチャにより、ヘッドルームがさらに1,000dB以上拡大し、サウンドの解像度が向上。レコーディングやミキシングにおけるサウンド品質が格段に改善。
・Pro Tools HDシリーズインタフェースを使用することで、透明度の高いキャプチャ、モニタリング、アウトプットが可能。

●新しいAAXプラグインフォーマット
・Pro Tools HD 10 は、新しい AAX (Avid Audio eXtension) プラグインフォーマットを採用。DSP駆動システムとネイティブ・ベースの Pro Tools システム間でセッションを共有する際、より良いワークフロー、高いサウンド同一性を実現。
・AAX DSPと AAX Nativeという2つのフォーマットにより、AAXはPro Toolsテクノロジーにおける新しい可能性を引き出す。

●Pro Tools HD 10ソフトウェア - 同梱
・1枚のカードで256オーディオ・トラックを録音・再生可能(カード3枚の場合、最大768トラックの再生が可能):最大規模のミックスをサポート。
・拡張ディスクキャッシュにより、録音・再生時のレスポンスが向上:RAMに全てのセッションの全てをロードし、Avid Unity ISISなどのネットワーク接続ストレージやローカルドライブの活用で最大数のトラックを実現。
・Satellite Linkオプションを活用して、最大12台のPro Tools|HD システムを制御。D-Command コントロール・サーフェイスのマルチ・モードを使うと、2台のPro Tools|HDシステムからオーディオのミキシング作業が可能。

<Pro Tools 10ソフトウェアのおもな特徴>
●最も堅牢なツールで、素早く簡単に作業。
・クリップゲイン機能を使って編集もミックス作業もスピードアップ。
・ディスク処理機能の改善とリアルタイムフェードで、ネットワーク経由ドライブあるいはローカルドライブでもパフォーマンスを向上。
・単一のタイムライン上で複数のプロジェクトを同期させる際、24時間タイムラインでより柔軟性を強化。

●これまでにない最高のサウンドを実現
・ファイルの変換は行わずに、インターリーブ形式を含む複数のファイル・フォーマットと混合ビット・デプスを同じプロジェクトで併用可能。
・32-bit浮動小数点フォーマットに対応: 録音、編集、ミックス作業で高解像度を実現。
・System 5 コンソールのEQやDinamicsを再現するAvid Channel Strip プラグインがPro Tools 10 に付属。

◆Pro Tools|HDX 製品詳細ページ
◆Pro Tools 10 製品詳細ページ
◆Avid
◆BARKS 楽器チャンネル
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