ソウル・フラワー・ユニオン、2011年を貫くミニ・アルバム『キセキの渚』

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『キャンプ・パンゲア』以来1年ぶりの新作となるミニ・アルバム『キセキの渚』が12月21日に発売となる。

◆ソウル・フラワー・ユニオン画像

『キセキの渚』は「キセキの渚」「ホモサピエンスはつらいよ」と、ソウル・フラワー・ユニオン流に再生を歌い上げるロックンロール・チューンから、日本ダブ界の重鎮、内田直之による「ダンスは機会均等」のダブ・ミックス、東北民謡、ニューエスト・モデル・ナンバーのライヴ録音まで、バラエティに富んだ内容となっている。全体を通してアッパーな気分を盛り上げる楽曲が並ぶ一方で、被災地での出会いや活動が色濃く刻まれた内容になっているという。

「キセキの渚」が生まれた経緯は、4月下旬に宮城県女川町を訪れた中川敬が、瓦礫に埋まったターンテーブルを偶然見つけ、その写真をツイッターにアップしたことから始まっている。後日、その持ち主が判明、なんとその持ち主はソウル・フラワーの20年来のファンであり、しかも阪神大震災の際にボランティアとして中川たちと出会っていたことが判明し、それをきっかけにその後幾度にわたる女川町での被災地出前ライヴが実現したというエピソードがモチーフとなっている。

他にも被災地出前ライヴでの重要なレパートリーである「斎太郎節」といった宮城民謡や、気仙沼など港町で大いに盛り上がる遠洋漁業の“聖歌”「おいらの船は300とん」などが収録されている。

もはや言葉では言い尽くせない多くの出来事に溢れた2011年、被災地への思いを軸に積極的に活動してきたソウル・フラワー・ユニオンの軌跡とも言えるこのミニ・アルバム『キセキの渚』は、2011年を雄弁に語る作品となった。

なお12月10日から始まるソウル・フラワー・ユニオンのツアー<年末ソウルフラワー祭 2011>では、一般発売にさきがけ、『キセキの渚』の会場先行販売が行なわれる。

『キセキの渚』
2011年12月21日発売
XBCD-1037 2,000円(税込)
1.キセキの渚
2.ホモサピエンスはつらいよ
3.ダンスは機会均等~内田直之の越境ダブ盆唄編<2011リミックス>
4.おいらの船は300とん
5.斎太郎節
6.郡上節(春駒~八竹)
7.いちばんぼし/中川敬 with 奥野真哉
8.偉大なる社会
9.雑種天国
10.キセキの渚<インスト>

中川敬ソロ・アコースティック・アルバム『街道筋の着地しないブルース』
XBCD-6004 2,800円(税込)

『キャンプ・パンゲア』
XBCD-1034 3,150円(税込)

<年末ソウルフラワー祭 2011>
12月10日(土)大阪 BIGCAT
[問]GREENS tel.06-6882-1224
12月11日(日) 名古屋 クラブクアトロ
[問]JAILHOUSE tel.052-936-6041
12月17日(土) 東京 LIQUIDROOM
[問]SOGO tel.03-3405-9999
12月20日(火) 仙台 LIVE HOUSE enn2nd
[問]GIP tel.022-222-9999(平日11:00~19:00)
全会場 OPEN 18:00/ START 19:00
料金;前売4,200円/当日4,700円(税込・ドリンク別・整理番号付)
キッズチケット前売2,100円/当日2,300円(税込・ドリンク別)
◆チケット詳細&購入ページ◆ソウル・フラワー・ユニオン・オフィシャルサイト
◆東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報ページ
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