X JAPAN、ソウルからバンコクまでアジア5カ国縦断の軌跡

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▲タイ公演
▲韓国公演
▲上海公演
▲香港公演
▲台湾公演
▲タイ公演
2010年に北米を皮切りに、2011年は欧州、南米、東南アジアと世界を駆け抜けたX JAPANが、世界ツアーのファイナルをバンコクで迎えた。洪水被害に苦しむタイの映像が連日報道される中、実施自体が危ぶまれていたバンコク公演であったが、11,000枚のチケットを即完したコンサートは決行され、タイ史上最悪の大災害の渦中にあるファンたちに大きな勇気を与えることとなった。

◆X JAPANアジアツアー画像

タイの洪水被害の義援活動を支援するため、公演前日の現地時間7日、バンコクの空港に到着したメンバーから、YOSHIKIが、単独でタイの大手ネットワークテレビ局Channel3に直行。集まったタイのメディアが見守る中、タイの国民的司会者として知られるソラユット氏にその場で義援金を預けるとともに、フレームされたサイン入りドラムスキンを贈呈した。この作品はオークションにかけられ、落札金は全額タイの洪水被害の義援金として寄付されることになるものだ。

同日夜、ハードスケジュールをおしてX JAPNAのメンバーはバンコク市内のホテルで記者会見を開き、未曾有の洪水に見舞われたタイの人たちに激励のメッセージを述べた。YOSHIKIは「X JAPANも過去に様々な困難を乗り越えて進んできた。SHOW MUST GO ON!」とエールを贈った。

北米、ヨーロッパ、南米での現地と同様に、韓国、上海、香港、台湾、タイとX JAPANの到着は各空港でパニックをもたらし、各現地メディアに大々的に報道されることとなった。最終日でもあるタイでは、日に日に積み重なる洪水被害の状況から、キャンセルを余儀なくされるのではないかと危惧するファンが多かったという背景もあり、空港でのファンの反応は感動が感動を呼ぶ格別に大きいものとなった。

■韓国公演
現地時刻10月28日(金)、東南アジアツアー初日公演が韓国・ソウル市内のOlympic Gymnastic Stadium(オリンピック・ジムナスティック・スタジアム)にてスタートを切った。既にお伝えしたとおり、3回予定されていた韓国公演はギリギリのところでキャンセルになっていたという苦い経験があり、現地ファンの不安を払拭するべくYOSHIKIは予定より1日早く現地入りを果たし、事前記者会見を開いた。当日コンサートに集まった現地メディアのカメラは100台以上にのぼり、X JAPANの放つオーラをあらゆるメディアが捉え続けた。YOSHIKIのピアノソロとドラムソロでは「エリーゼのために」と韓国の伝統的民謡曲「アリラン」が披露され、突然のサプライズにオーディエンスは大いに盛り上がり大合唱が会場を埋め尽くした。

凄まじいXコールでアンコールを待つファンの前に登場したYOSHIKIは、韓国の伝統衣装チマチョゴリ姿でTOSHIに抱えられて登場。アンコール演目前に、生前HIDEと韓国で公演をしたいと話したことを明かし、「今日はステージにTAIJIとHIDEも一緒にいる。日本は先日地震があったけど、韓国をはじめ東南アジア、世界中の人たちが助けてくれた、本当にありがとう、カムサハムニダ」とメッセージ。韓国の初公演は会場いっぱいの10,000人と思いを交流させる大成功のステージとなった。

■上海公演
現地時間10月30日(日)、上海市内にあるShanghai Grand Stage(上海大舞台)にて初公演が行われた。北京公演がプロモーターの都合により直前になってキャンセルされるというハプニングがあっただけに、公演前に開かれた会見では上海公演へかける思いがさらに強まることとなった。

上海公演も、中国政府からのコンサート開催許可が降りてから約1ヶ月という短いチケット発売期間しかなかったにも関わらず、会場は満員の8500人が埋め尽くし、X JAPANパワーは上海にも強く深く及んでいることが浮き彫りとなった。

なお、韓国公演でドラムセットに数ミリのずれがあり、ドラムのふちに指を強く叩き付けてしまい負傷したYOSHIKIは、上海の現地入りと同時に医師の診察を受けていた。レントゲン撮影などの結果、全治2週間と診断されたが、そのまま公演に突入、上海ファンはYOSHIKIの気合いが伝染したかのように、力強いXジャンプで会場を揺るがした。

この日YOSHIKIは、ドラムとピアノのソロ演奏の中で中国の国民的民謡曲「明月幾時有」を演奏。歓声とともに大合唱が巻き起こり、会場は最高潮の盛り上がりを見せた。アンコールでYOSHIKIは赤のチャイナドレスを来て登場、ファンを狂喜させた。

安全上の理由から会場の規制が多い中国では、舞台と観客前列の距離が通常より長かったり、席を立つことに規制があったりするが、そんな中にあって、演目の前半は着席して公演を鑑賞していた観衆も、徐々に立ち上がり最後には公安警察のバリケードを突破しステージに押し寄せる事態と相成った。興奮冷めやらぬまま上海初公演もその歴史に深い爪痕を残すこととなった。

■香港公演
現地時間11月4日(金)、香港市内のAsia World Expo (亜州国際博覧館)にて開催。2回目の公演となる香港公演だったが、初公演よりもさらに大きな盛り上がりを見せ、会場の熱気はもはや破裂せんばかりのテンションだ。そんな中にあって、「紅」の演奏が終わり会場の熱気が絶好調に達したところで、YOSHIKIがバースデーケーキを持って登場し、PATAのバースデーを祝うというサプライズ。「PATAの声を聴いてみたい?」と会場に問いかけ、普段ステージではあまりMCをしないPATAが「Thank you Thank you Thank you so much, ありがとよ!」と元気よく答えた。YOSHIKIが演奏するピアノのメロディをバックに、会場全体がバースデーソングを合唱するスペシャルなひと時となった。

YOSHIKIソロでは香港の人々に親しまれている民謡曲「獅子山下」を演奏し、更なる大合唱の渦が会場を揺れ動かす。YOSHIKIは「香港はX JAPANが初の海外公演を実現した特別な場所」と話し、2度目のライブが開催できたことを、素直に喜んだ。

「X」ではメンバー全員が「We Are …」と叫ぶ渾身のパフォーマンスを見せながらも、アンコールではYOSHIKIは白のチャイナドレス姿でステージに現れるお茶目さで会場を沸かせる。アンコール終了後、満員御礼の10,000人に向かって、深々とお辞儀をするX JAPANに向けられた聴衆の拍手と声援はいつまでもいつまでも鳴り止まなかった。

■台湾公演
現地時間11月5日(土)台北入りしたX JAPANだが、空港に到着したYOSHIKIはなんと猫の耳をつけて登場。その様子は本人のtwitterでアップされ、大きな反響を呼んでいたものだ。公演は翌6日に台北市内にあるTWTC Nangang Exhibition Hallにて実施され、10,000人を超える観客動員数は会場のキャパシティを超えるものとなった。

この日のソロ演奏では、台湾国民になじみの深い楽曲「新不了情」をSUGIZOがヴァイオリンで、YOSHIKIは「高山青」をピアノで演奏し、連続のサプライズに会場は大合唱の嵐となった。「X」では4階に位置する会場フロアがXジャンプによって大きく揺れ動く事態となり、過激なファンの熱狂ぶりを思い知らされた。

この日のアンコールでは、赤い着物を着てYOSHIKIが現れたかと思いきや、その下にナースの衣装という演出で登場。また11月20日誕生日を迎えるYOSHIKIを祝う、ファンの一足早いバースデイコールに、本人も驚くという一幕も。ここではYOSHIKIから、東日本大震災で台湾を含むアジア各国の人々が助けの手を差し伸べてくれたことに深く感謝するという一幕もあり、盛り上がった会場が水を打ったように一瞬静かになりその言葉にじっくりと耳を傾けるオーディエンスの姿があった。

その感謝の気持ちとして、YOSHIKIは「Forever Love」をピアノでパフォーマンス、会場の大合唱はかつてないほどの盛り上がりと感動のフィナーレを迎えた。

■タイ公演
現地時刻11月8日、タイのバンコク市内にあるIMPACT ARENAにてX JAPANの東南アジアツアー最終公演が幕を下ろした。

YOSHIKIはタイ語で現地ファンに「Phom Rak Khun」(I love you)とメッセージ、言葉の壁を越えて、X JAPANの頑張れというメッセージが会場に集まったオーディエンスにじっくりと浸透していく。甚大な被災に苦しむタイの人々が、少しでも力付けば、少しでも明日への明かりになればと、X JAPANはメッセージを放つ。多くの困難を乗り越えて今を歩むX JAPAN、そして様々な痛みに耐えながら明日への一歩を踏み出している日本、…そこには、今バンコクの人々と思いを共有し、痛みを浄化させる詰め寄る思いがお互いを強く結びつけるのだ。

アンコールではタイの民族衣装チュッタイを来て登場、オーディエンスを狂喜させた。ソロ演奏ではタイ国民に馴染みの深い「ドゥアンペン(満月)」という曲をプレゼント、初めてのアジアツアーでX JAPANは、興奮と感動という伝説を東南アジアに刻み込みつづけた。

<X JAPAN SOUTH EAST ASIA TOUR SETLIST>
S.E.
1.JADE
2.Rusty Nail - Japanese ver.
3.Silent Jealousy - Japanese ver.
4.DRAIN
5.紅 - Japanese ver.
6.Born To Be Free
7.I.V.
8.X
ENCORE
9.ENDLESS RAIN
10.ART OF LIFE - 2nd movement

「THE LAST LIVE」完全版(2枚組) 5,250円(税込)
「THE LAST LIVE」完全版 初回限定コレクターズBOX(2枚組&特典) 12,600円(税込)
仕様:片面2層2枚 片面1層1枚 / リージョンコードフリー
アスペクト 4:3 / 音声 1:日本語 リニア PCM 2.0ch
特典:X JAPAN メンバーのインタビュー映像・復刻ツアーパンフレット(縮刷版)
収録時間:本編219 分 06 秒 / 特典26分55秒

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発売日:2011年12月21日(水)
特典:「Born to be Free 」PV メイキング映像(予定)復刻ツアーパンフレット(縮刷版)
収録時間:本編202分57秒 / 特典26分55秒

◆X JAPANオフィシャルサイト
◆YOSHIKI オフィシャルツイッター
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