『坂の上の雲』オリジナル・サウンドトラック、第3弾発売

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司馬遼太郎の長編小説「坂の上の雲」を原作としたスペシャルドラマ『坂の上の雲』の放送に先駆け、11月9日にサウンドトラック第3弾となる『NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」オリジナル・サウンドトラック 3』が発売となった。ドラマ『坂の上の雲』は2009年11~12月に第1部、2010年12月に第2部が放送され、2011年12月4日から、いよいよ完結編となる第3部の放送がスタートとなる。

◆『NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」オリジナル・サウンドトラック 3』画像

ドラマの音楽を手掛けるのはもちろん久石譲。サントラ第3弾となる本作は「ドラマ第3部」のために録音された新曲と、「ドラマ第1部・第2部」使用曲より第1弾・第2弾サントラに収録されなかった曲をまとめて収録した豪華な内容となっている。視聴者からの人気も高いメインテーマ「Stand Alone」も新ヴァージョンで収録された。

2009年の第1部メインテーマはサラ・ブライトマンが、2010年の第2部メインテーマでは森麻季を迎え、今回の第3部メインテーマは、透き通った歌声で注目を集める愛娘の麻衣が担当する。同曲は11月9日に着うた(R)配信がスタートとなった。

なお、ドラマ『坂の上の雲』の音楽について、主演の本木雅弘は次のように語っている。「曲が自分を追い越して行きました。身体を通過して、知らないうちに久石さんの音楽が作品の高揚感と余韻を先導している形になっていたと思います。一言でいえば、頼もしいというか守られているというか。ドラマの撮影中「Stand Alone」には、そんな不思議な力を感じていました。」(NHK BS「ザ☆スター」インタビューより抜粋)

完結編となるドラマ第3部は、明治日本が総力を挙げて戦った日露戦争でのエピソードを中心に展開される。ドラマは、本木雅弘と阿部寛が演じる秋山兄弟と、同じく明治という時代を大きな志を持って生きた人々の群像を壮大なスケールで描く。11月9日に行なわれた試写会&記者発表にて、出演者らは「2010年秋に全てのシーンを撮り終えた。長かったが、第3部をようやく届けられることになって嬉しい。(本木演じる)秋山真之は自らの役割を背負ってこの時代に登場し、その与えられた役割を全うした人物」(本木)、「(阿部演じる)秋山好古は覚悟の人だった。明治の人をみていると、今の人に欠けているいろいろなものが見えてくる」(阿部)、「このドラマは出演者だけでなく、裏方のスタッフも含め、かかわった全ての人たちの結晶の賜物」(高橋英樹/満州軍総参謀長児玉源太郎役)、「今の時代に必要な作品が出来たと思う。テレビでこんなすばらしい作品が出来たのは驚きであり、大きな喜び」(柄本明/第三軍司令官乃木希典役)と、このドラマに対する想いを語っている。

『坂の上の雲』ドラマ第3部はNHK総合テレビにて12月4日(日)より毎週日曜日全4回放送される。

『NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」オリジナル・サウンドトラック 3』
2011年11月9日発売
TOCT-28020 2,800円(税込)
音楽:久石 譲
指揮:外山雄三
演奏:NHK交響楽団(11曲目:「日本海海戦」、13曲目:第3部メインテーマ「Stand Alone」久石 譲×麻衣、21曲目「Saka No Ue No Kumo」)
指揮:久石 譲
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
※久石譲×麻衣による第3部メーンテーマ「Stand Alone」を含む全21曲収録
※ボーナストラックとして、サラ・ブライトマン×久石譲「Stand Alone with Piano」、組曲「Saka No Ue No Kumo」特別収録
http://emij.jp/sakanoue/
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