ベン・E.キング、「日本は本当に素晴らしい国だということを伝えたい」

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『Dear Japan, 上を向いて歩こう』が11月16日発売となるにあたり、ベン・E.キングの記者会見が11月15日ビルボードライブ東京にて開催された。

◆ベン・E.キング画像

会見では、まず「上を向いて歩こう」「スタンド・バイ・ミー」の2曲をメドレーでパフォーマンス。「上を向いて歩こう」では話題の日本語バージョンを世界初披露し、「スタンド・バイ・ミー」では50年にもわたる円熟のパフォーマンスを披露した。その後はQ&Aコーナーとなり下記のような大御所の言葉が出た。

──日本語で歌うのは大変だったのではないですか?

ベン・E.キング:日本に何度も来ているので、言葉の感覚は分かっています。でも、日本語で歌うのは難しかったです。

──「上を向いて歩こう」についての印象は?

ベン・E.キング:アメリカでもSUKIYAKIとして知られています。今回はこの曲の背景も知ることができてよかったです。

──「スタンド・バイ・ミー」について今感じる印象はありますか?

ベン・E.キング:50年の長い歴史をもつ曲。それだけたくさんの人が愛してくれました。さらに嬉しいのは、リスナーの方、それぞれが、この曲に思い出(結婚など)をもってくれていることがうれしいです。

──レディー・ガガも「スタンド・バイ・ミー」をカバーしていますね。

ベン・E.キング:彼女は何をやってもOKですよね。彼女のやることはマジックだと思います。

──ジョン・レノンが「スタンド・バイ・ミー」をカバーしたことについてはいかがですか?

ベン・E.キング:若かりし日のザ・ビートルズ全員と会ったことがあります。UKでコンサートをしたときにザ・ビートルズのマネージャーが連れてきてくれました。ジョン・レノンのことはソングライターとしても凄く尊敬していますけれども、何よりもあの「スタンド・バイ・ミー」をまるで自分の曲のように歌ってくれたことが大変うれしかったですね。

──東日本大震災について、コメントを頂けますか?

ベン・E.キング:ミュージシャン/エンターテイナーとしていろんな国を訪れてきました。遠い国のことでもパーソナルに感じます。15年来ている日本のことなので、心を痛めました。9.11と同じ感覚で忘れることはないでしょう。乗り越えて、立ち向かってほしいです。すぐには大変ですが、一歩ずつ復興に向かってほしい。

会見では、溝畑宏観光庁長官も登壇し、ベン・E.キングへ感謝状を手渡した。さらに、レディー・ガガにもプレゼントした福島県会津地方の郷土玩具「起き上がり小法師」をベン・E.キングにもプレゼント。ネバー・ギヴ・アップ、「七転八起」の精神をもつこのサプライズ・プレゼントに対して、ベン・E.キングは「長官、本当にどうもありがとうございます。アメリカにもどりましたら自分の友人や知人に日本は本当に素晴らしい国だということを、伝えたいと思います。おいしい日本食もあるし、楽しい観光スポットもある。ぜひみんなで日本に行こうと伝えたいと思います。」と嬉しいメッセージを寄せてくれた。


『Dear Japan, 上を向いて歩こう』
2011年11月16日発売
SHM-CD UICE-1196 \2,500(税込)

<ベン・E.キング来日公演>
2011年11月18日(金)ビルボードライブ東京
2011年11月19日(土)ビルボードライブ東京
2011年11月21日(月)ビルボードライブ大阪
[問]http://www.billboard-live.com

◆ベン・E.キング・オフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
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