2CELLOS、「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」PVはニルヴァーナへのオマージュ

ポスト
2CELLOSの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」ミュージックビデオが公開された。言わずと知ればニルヴァーナの代表作であり、90年代ロックの象徴でもある永遠の名曲である。

◆「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」PV映像

これまで発表されてきた2CELLOSの映像は、「スムーズ・クリミナル」(マイケル・ジャクソン)、「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」(ガンズ・アンド・ローゼズ)のどちらも2人の演奏をくまなく伝えるシンプルでソリッドな映像だったが、今回の映像は、初のストーリー仕立てになっており、美女に囲まれつつの演技も見どころのひとつ。

怪しげな女性たちがルカとステファンを奪い合うかのように激しくぶつかりあうものの、2CELLOSの演奏にすっかりやられ、最後は美女全員が気を失ってしまうというもの。以前にも増して2人の演奏シーンは激しく、パワフルだ。ルカによる、謎かけのようなセリフ「Take it easy, ok? remember what happened last time.(ほどほどにしろよ、前回どうなったか覚えてるよな)」で映像は始まるが、女性が全員倒れているなかで、最後に「never mind(気にするな)」と言い放つ。そう、映像自体がニルヴァーナへのオマージュになっているのだ。チアリーダーたちが踊るニルヴァーナのオリジナルミュージック・ビデオを思い出させる映像だ。

この映像は、2011年8月14日、ステファンの故郷クロアチアの歴史都市プーラで撮影された。7月末から8月初旬にかけてのニューヨーク・デビュー・ライヴとプロモーションを終え、束の間の里帰りをした際に、「スムーズ・クリミナル」「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」を制作したクロアチア人映像ディレクターにより制作されたものだ。

祖国クロアチアではすっかり国民的な人気者になった2人だが、その影響で現在クロアチアのチェロ教室には子供たちが殺到し、先生が不足する事態になっているとか。

「若い人にチェロの魅力を知ってほしかったんだ」と2CELLOS結成の理由を語っていた2人だが、その想いは、確実に世界中に浸透しているようだ。

現在エルトン・ジョン・ツアーの世界ツアーに同行中の彼らは、11月上旬からスタートしたモスクワ他でのロシア公演後、ジャカルタ~シンガポールを経由し、11月25日からはニュージーランド、オーストラリア各地でコンサートを行ない、2012年1月13日からは初来日公演が幕を開ける。



<2CELLOS日本初公演>
1月13日(金)大阪サンケイホール (お問い合わせ:大阪ウドー音楽事務所06-6341-4506)
1月15日(日)名古屋ダイアモンドホール (お問い合わせ:CBC事業部 052-241-8118)
1月16日(月)東京赤坂ブリッツ (お問い合わせ:ウドー音楽事務所03-3402-5999)
1月17日(火)東京赤坂ブリッツ (同上)
チケット発売:11月19日(土) *名古屋公演は11月26日(土)発売
[問]ウドー音楽事務所http://www.udo.co.jp/

『2CELLOS』
初回限定盤(CD+DVD*2CELLOS結成秘話初公開インタビュー映像収録)
SICP3253-4 ¥2500(税込)
通常盤(通常盤ボーナス・トラック1曲入り)
SICP3255 ¥2100(税込)

◆2CELLOSオフィシャルサイト
◆2CELLOSオフィシャルサイト(海外)
◆2CELLOS公式twitter
◆BARKS洋楽チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報