ケイト・ブッシュ、常軌を逸する?『雪のための50の言葉』

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ケイト・ブッシュの6年ぶりとなるオリジナル・アルバム『雪のための50の言葉』が11月23日に発売となる。

◆ケイト・ブッシュ画像

タイトル曲でもある6曲目に収録された「雪のための50の言葉」という曲は、1から50までケイトが数字を数え、その後に英国を代表するコメディアン/文化人のスティーヴン・フライがひとつずつ単語を読み上げるという不思議な曲。これはエスキモー(イヌイット)には雪を表す言葉が50もあるといういわれをモチーフにしたもので、ケイト自身が雪を表す50の言葉を考えたという。“ブリザード”や“なだれ”“大地の猛吹雪”という言葉に交じって“スパングラダシャ”“スリッパレーラ”といった謎の造語もちりばめられている。

この非凡な歌詞は“あたり前な言葉からはじまって、それがだんだんと常軌を逸したものになっていく”という構想に基づいたもの。取材に訪れたジャーナリストが50の言葉全てを調べたことに対し、ケイトは「単語を全部ネットで検索して調べたらしいのね。そりゃあみんな、この50の言葉は何なんだろう、こういう言葉は存在するんだろうかって、知りたいものね」と語っている。

アルバム『雪のための50の言葉』には、そうそうたるアーティストが参加している点も着目ポイントだ。エリック・クラプトンやロジャー・ウォータースとの共演でもおなじみのギタリスト、アンディ・フェアウェザー・ロウや19歳のカウンターテナー歌手のスティーヴン・ロバーツ、御大スティーヴン・ガッドに、ペンタングルのダニー・トンプソン…、またケイトの13歳の実の息子であるアルバート・マッキントッシュや夫のダン・マッキントッシュも参加しているとか。そして何よりも一番の注目はエルトン・ジョンの参加だ。

エルトン・ジョンは5曲目「ウィーラー街で雪に閉じ込められて」でケイト・ブッシュとデュエットを果たしているが、両者が共演したのは今回が初めてのこと。

「エルトンは実にすばらしいプレイヤーだと思ったし、彼の声や歌が大好きで、大きな影響を受けたの。だから彼と実際に一緒にプレイできるなんて嘘みたいで、スタジオに来てくれてこの私の歌を歌ってもらえるなんて、なんだか陳腐な言い方かもしれないけれど、まさに夢が実現したっていう感じだったの」──ケイト・ブッシュ

このコメントは、ケイト・ブッシュの大ファンだというジェイミー・カラムがケイト・ブッシュにインタビューを行なったときのもの。インタビューの全文は12月1日発売号のロッキング・オンに掲載される。

『雪のための50の言葉』
2011年11月23日発売
TOCP-71202 2,500円(税込)
日本盤のみ2大特典
・特製紙サック・ケース付(初回生産盤のみ)
・16ページ別冊解説書付(解説・対訳・最新バイオ訳)
1.スノーフレイク SNOWFLAKE 9:55
2.タホ湖 LAKE TAHOE 11:26
3.ミスティ MISTY 13:49
4.ワイルド・マン WILD MAN 7:03
5.ウィーラー街で雪に閉じ込められて SNOWED IN AT WHEELER STREET 8:11
6.雪のための50の言葉 50 WORDS FOR SNOW 8:10
7.天使にかこまれて AMONG ANGELS 6:55

◆ケイト・ブッシュ・オフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
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