キャサリン・ジェンキンス、宮城2校で歌のプレゼント

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キャサリン・ジェンキンスが被災地宮城に到着、予定通りに小学校2校を訪問、歌声で人々の心を癒した。

◆キャサリン・ジェンキンス画像

晴天となったこの日、10時過ぎに宮城県岩沼市玉浦小学校に到着したキャサリン・ジェンキンスは、すぐさま、アヴェ・マリア等のリハーサルを経て、10時30分からイヴェントはスタートとなった。500名の生徒と父兄、諸先生方の拍手に迎えられて登場となったキャサリンは、イギリスの地図を見ながら、出身地のウェールズを紹介し、その後、歌手になるまでの経緯を話しだした。

音楽が盛んなウェールズに生まれ歌うことが大好き彼女は、7歳で教会の聖歌隊に入り10歳で最もすぐれた歌手という称号を授与、17歳でイギリスの名門、ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックに合格している。ここは数千人の応募者からたった8人合格という超難関だったそうだ。友人を介し、4年生の時につくったデモ・テープがレコード会社にわたり、オーディションで歌ってから1時間も経たないうちに6枚のアルバムを発売する契約の話になったことや、今までに8枚のCDをリリースし世界中の国々を訪れ、エリザベス女王やチャールズ皇太子、ウィリアム王子や、ハリウッドの女優の前でも歌った話を生徒に聞かせた。

そこで伝えたのは、夢を持ち夢を信じて追い続けること、そして一生懸命努力することの大切さだ。夢をかなえるのには運も必要だが、努力することが大切であると生徒に語りかけ、大人になったときに、夢をかなえていることを信じていると、子供たちを励ました。

その後、「アヴェ・マリア(シューベルト)」を熱唱。続いて「サンタ・クロース・イズ・カミング・トゥ・タウン」を生徒が歌った後は、キャサリンが先生となって指導を開始した。生徒のもとに近づき、みなを立たせ、身体を左、右にストレッチしジャンプを数回。その後、手の先をつま先につけて、体をほぐさせウォームアップからスタートだ。「大きな声で」を出させ、次第に歌声にも活気付いてくる。合唱の最後では、生徒達が「サンタ・クロース・イズ・カミング・トゥ・タウン」の歌詞を「キャサリン・ジェンキンス・イズ・カミング・トゥ・タウン」に替えるご愛嬌で、キャサリンを喜ばせた。

ステージに戻り、最後に名曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」のアンコールを受け、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

その後、子供たちのあいさつや花束贈呈、子供たちへのハグで大いに盛り上がったあと、「今日のことは決して忘れない。きっと戻ってくる」とコメントし、校庭で小学校2年生との「もみの木」植樹を行い、記念写真を行なった。

引き続き、仙台市内の七郷小学校へ移動、こちらでは6年生160名への歌のプレゼントが行なわれた。生徒たちに「夢を持つことの大切さとかなえるための努力の大切さ」を話した後、「アヴェ・マリア」歌唱、生徒たちへの「ウイ・ウッシュ・ア・メリー・クリスマス」の歌唱指導を行なった。既に練習を重ねていた生徒たちだが、キャサリンの指導により大きな声でさらに美しい歌唱が引き出されていた。

生徒たちのお返しの歌「涙をこえて」の歌唱や、キャサリンからのアンコール・パフォーマンス、そして生徒からの英語のお礼を通し、クリスマス・ツリーのプレゼントが行なわれた。

教師をしていた経験もあるという子供好きなキャサリンは、音楽の持つ癒しの効果を子供たちにプレゼントし、宮城2校を後にした。

『Daydream』
2011年12月21日発売
WPCR-14286 2,580(税込)
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