【連載】<span>THE BOHEMIANS</span>の5人全員かたまりダイナマイト連載[Vol.1]平田ぱんだ「ロックンロール的映画相談」

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THE BOHEMIANSのメンバー5人が持ちまわりでお届けする連載がいよいよスタート! まだまだ未知なるそのキャラクターと魅力に迫るべく、メンバー個々に企画を担当。記念すべき第1回目は、ヴォーカル、平田ぱんだの審美眼がうかがえる「平田ぱんだのロックンロール的映画相談」です。

◆平田ぱんだのロックンロール的映画相談
◆第一回:「丹下左膳余話 百万両の壺について」

こんにちわ僕は芸名を平田ぱんだといいます。今日からちょくちょくここで好きな映画をオススメして皆さんから感謝されようと思っています。読んでください。僕は読んでもらう為に書いているんです。

僕は一応ロックンローラーなので、ここでは映画芸術的にここがこう素晴らしいとか小難しいことはあまり書く気はありません。あくまでロックンロール的にどのようにこの映画が素晴らしいという論調で書いていこうと思いますんでしくよろ。

ということで記念すべき第一回目の今日は、
「丹下左膳余話 百万両の壺/1935年 日本 山中貞雄監督作品」
というロックンロール映画を紹介することにしました。喜んでください。

まず何がそんなにいいかといったら、
理由その1「古い」
理由その2「監督が28で死んでいて現存する作品が三つだけだ」
理由その3「単純にモダンなテンポとユーモラスがはじける娯楽作品だ」
こんなところだ

まず「古い」
これはとても重要な要素だ。
こんな古い作品をみて楽しんでいる私かっこいいという優越感を得られるからだ。みることがかっこいい、それは全ての娯楽作品が獲得しなければならない重大要素だ。

そして、もう二度と再現不可というところがいい。作品的にもう今の技術では再現不可なのでもう誰もこの映画を越えれないところがいい。フィルムが痛んでいたり飛んでいたりするところすらいい。そして、当然だが、当時の人間がみれる! 八十年前の人間がしゃべったり動いたりしている映像はもの凄い再現できない。あのクズ屋の二人の放つ独特のムード! 大河内傳次郎のもう誰にも真似できない語り! 動き! 素敵じゃないか。

そして、八十年前に時代劇をこのモダンなテンポと絶妙なユーモラスでフィルムに焼き付ける演出力、その演出力ぅぅぅぅぅっ!! という驚きがくわわるというわけだ。古いってなんて素晴らしいことだろうか。

そしてロックンロール的に最大に魅力的なのは監督が28歳の若さで死んでいることだ。22で天才と呼ばれた男がいて戦争のせいで現代っ子がまともにみれる作品がもう三つだけ! しかも三つとも滅茶苦茶面白い! なんて最高にそそるだろう? それだけでもう面白いわ。観る前から勝っているに決まっている。もの凄いロックンロール感だ。伝説が先立ってこそのロックンロール、ずっと昔からそうだったはずだろう?

名前が僕の青春のロックンローラー山中さわおさんと一字違いなのもいい! というのは完全に私的な理由だ。君たちには関係ない。

まあ、これだけ書けばみんなもうみたくてみたくて仕方がなくなっているはずだ。ウズウズ、しているんだろう?

まあ、この映画に関しては、単純に暇なサタデーナイトを彩る為にみたって全然大丈夫なんで、気軽にみちゃいなよ。

ということでたしか1200字ときいていたから、ここらへんでやめておこうか。楽しかったぜ。もっと書くことが山ほどあるんだが、それは今度会う時に話そうか。

次はどんなロックンロール映画をおすすめするんだろう? 楽しみだよね! お楽しみに!

◆「THE BOHEMIANSの5人全員かたまりダイナマイト連載」まとめページ


メジャー1stアルバム
『憧れられたい』
2011年8月31日発売
FLCF-4397 ¥2,500(tax in)
1. メイビリーン
2. 夢と理想のフェスティバルに行きたい
3. パーフェクトライフ
4. ガール女モーターサイクル
5. THE ROBELETS
6. Goodmusictime !!
7. 太陽ロールバンド
8. 私のシンフォニー
9. 王国の謎
10. 憧れられたい
11. FaFaFa(素敵じゃないか)
12. 五人の若者劇場『タイムマシーン秘話』

◆THE BOHEMIANSオフィシャル・サイト

  
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