MOTUからFireWire/USB 2.0対応の6イン/8アウト、マイクプリ4基搭載、ハーフラックサイズのオーディオインターフェイス「4PRE」

ハイ・リゾリューションは、米MOTU社の高品位オーディオインターフェイス「4PRE」（フォープリ）を12月21日より発売した。

「4PRE」は、FireWire、USB2.0対応の6イン/8アウト オーディオ インターフェイス。最大24ビット/96kHzに対応。4つのマイク入力とミキサーを装備し、スタジオからステージまで高品位のサウンド入出力を可能にしたコンパクトなモデルだ。

注目はハーフラックのコンパクトなサイズに4基のマイクプリアンプを搭載している点だろう。4つのマイク入力を同時に使用可能なのに加えて、サイズが小さくてもサウンドクオリティに妥協はない。スタジオ品位のサウンドで、ボーカルとギター2人、ベースの同時録音やドラムのオーバーヘッドとクローズマイクのレコーディングを実現する。2系統のヘッドフォンモニターを持つデジタルミキサーを装備しており、直観的な操作でホームスタジオからステージまで柔軟に対応できる。

4つの入力端子は、ギター、キーボードやライン機器も接続可能、柔軟なコンボ入力となっているのもポイント。マイクだけでなく、1/4インチプラグにも対応しさまざまな楽器と接続可能なハイブリッド仕様となっている。入力1-2は、マイク以外にラインレベルの信号を接続可能（シンセサイザー、キーボード、DJミキサー、ご自慢のアウトボードなど）。もちろんTRSフォーンによるバランス接続にも対応する。入力3-4は、ハイインピーダンスのDI入力として、エレキギターやベースなども接続可能だ。ダイレクト入力することで、DP7やAbleton Liveなどに付属（またはサードパーティー）のアンプシュミレーター等でサウンド処理が行える。

MOTUは、世界ではじめてFireWireとUSBの両方の接続に対応したオーディオインターフェイスをリリースしたメーカーであり、世界で初めてWindowsとMacの両方に対応したFireWireインターフェイスを発売したメーカーだ。今回登場した「4PRE」は、これまでの技術と経験を生かし、USB 2.0端子とFireWire端子の両方を装備、さらにMacでもWindows PCでも接続可能とし、プロクオリティのレコーディングと再生を可能にしている。 FireWire接続では、バス電源駆動によりPCの電源で利用可能となっている。

フロントパネル操作で、マイク、ギター、キーボードの入力レベルを正しく調節することができるのも特徴の1つ。4つのアナログ入力に対して、専用のツマミが用意され、簡単にバランスを操作可能だ。さらには、メイン出力、ライン出力、S/PDIFデジタル出力、ヘッドフォン出力と個別に入力ミックスバランスを調節することもできるので、レコーディング時の利便性も高い。

本体サイズは幅約22cm、高さ約4.4cmとコンパクト。ノートパソコンといっしょにバッグに入れられる大きさとなっている。ボディは、多くのMOTUインターフェイスと同様、アルミアロイ合金によって、頑丈さと軽量さを両立。スタジオ、ステージ、ツアーなど、頻繁な移動にも耐えられ、放熱性にも有効な設計となっている。19インチラックにマウントするキットが付属するのもうれしいところだ。このほか、他のMOTUオーディオインターフェイスとの併用による拡張性、楽器用チューニングメーターの搭載、SMPTEタイムコードシンク、解析ツールとオシロスコープが用意されるなど非常に多機能なモデルとなっている。

＜動作条件＞
●Mac
・PowerPC G4 1GHz以上（PowerPC G5、Intelプロセッサー対応）
・1GB RAMメモリー（2 GB以上推奨）
・Mac OS X 10.5、10.6、10.7（10.5.8以降推奨）
・FireWireまたはUSB 2.0ポート
・ハードディスクドライブ（250 GB以上推奨） 1GHz以上のPentiumプロセッサー
●Windows
・1GB RAMメモリー（2 GB以上推奨）
・Windows 7または Vista（64-bit対応、Vista SP 2以上推奨）
・FireWireまたはUSB 2.0ポート
・ハードディスクドライブ（250 GB以上推奨）

◆4PRE（フォープリ）
価格：オープン（市場実勢価格 59,800円）
発売日：2011年12月21日

◆4PRE 製品詳細ページ
◆ハイ・リゾリューション
◆BARKS 楽器チャンネル