ArturiaからOBERHEIM SEMのソフトウェア版「OBERHEIM SEM V」登場、お得な初回限定版も

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フックアップは、Arturia社独自のTAE技術を駆使した、ビンテージアナログシンセのプラグイン版の新製品「OBERHEIM SEM V」を2012年1月10日より発売する。

Arturia社が誇るTAE技術を駆使した、ビンテージアナログシンセをリクリエーション(再構築)したラインナップに、ついに待望のOBERHEIM SEMが仲間入りした。

'70年代前半、トム・オーバーハイムが設計したシンプルなアナログシンセモジュールは「SEM」(Synthesizer Expander Module)と名づけられ、シーケンサー用のトーンジェレーターとして、またモノシンセの拡張音源として広く使われた。当時のMoog社やARP社が採用していたものとは異なる方式のVCFを採用し、さらに複数のモードを持つというユニークな仕様を持つ「SEM」。そこから生み出されるサウンドはシンプルなVCOと相まって、独自なものとなっていた。このOBERHEIM SEMのアナログサウンドが、ついにソフトウェアとして使えるようになったのだ。

この「OBERHEIM SEM V」、10月8日に行われた「シンセサイザー・フェスタ2011」において、ArturiaのCEOのフレデリック氏自らが開発中のバージョンでその概要を初披露し、2011年中にはリリースしたいと語っていた製品。そのアナウンスからほぼ遅れることなくリリースされることになる。アナログシンセ好きにはたまらないサウンドがもうすぐパソコンの画面で再現されるというわけだ。

気になる「OBERHEIM SEM V」のおもな特長は以下のとおり。

●オリジナルのOBERHEIM SEMが搭載するすべてのパラメーターを装備。
 2基のオシレーター(各ノコギリ波、PWM波搭載)、サイン波LFO、12dB/octマルチモードフィルター(ローパス、バンドパス、ノッチ)、2基のADSエンベロープ
●ソフトウェアシンセSEM Vならではの追加機能。
 新しいLFO、ノイズジェネレーター、サブオシレーター、エフェクト(ディストーション、コーラス、ディレイ)、アルペジエイター、ポルタメント
●ポリフォニックモードと8ボイスマルチティンバーモード
●新開発された、8ボイスプログラマーモジュール
●新開発された、進化形キーボードフォローモジュール
●新開発された、モジュレーションマトリクスモジュール
●正式に“OBERHEIM”ブランドの使用を認可されたサウンドクォリティー
●スタンドアローンをはじめ、さまざまなプラグインフォーマットに対応

<最低動作環境>
●Windows
・Microsoft Windows XP/Vista/7(32/64ビット)
・2 GHz プロセッサー
・1 GB RAM
・CDドライブ(付属メディア= CD-ROMからインストールする場合)
・インターネット接続環境
・動作フォーマット:スタンドアローン、VST 2.4、VST 3(32/64ビット)、RTAS
●Macintosh環境
・Mac OSX 10.5以降(Intelプロセッサー)
・2 GHz プロセッサー
・1 GB RAM
・CDドライブ(付属メディア= CD-ROMからインストールする場合)
・インターネット接続環境
・動作フォーマット:スタンドアローン、VST 2.4、VST 3(32/64ビット)、Audio Units(32/64ビット)、RTAS
※プラグインとして動作させるには、対応するホストアプリケーションが必要。

◆OBERHEIM SEM V 初回限定版
価格:24,990円
※数量限定特別価格版。予定数に達し次第、予告なく終了し、通常版に移行。
◆OBERHEIM SEM V
価格:31,290円
発売日:2012年1月10日

◆Oberheim SEM V 製品詳細ページ
◆フックアップ
◆新製品も多数登場、クリエイターの祭典<シンセサイザーフェスタ2011>レポート
◆BARKS 楽器チャンネル
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