杉本善徳、年初のライヴで粋な演出「帰宅するまでがヨシノリズム」

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先日、YouTubeにて新曲「神ノミゾ知ル魔法「れっぴるす」」のデモバージョンを、“アニメちっくアイドル”桃知みなみの振り付けレクチャーと共に無料公開した杉本善徳が、1月29日(いー肉の日)の日に、GIG<ヨシノリズム>と題した2012年一発目のワンマン・ライヴを東京キネマ倶楽部にて開催した。

◆杉本善徳 画像

オープニングは、会場名の“キネマ”と掛けた映画仕立ての映像がスクリーンに映し出されるという演出。一通の手紙を受け取ることから、その“映画”は始まった。杉本がサブステージに登場し、ピアノ伴奏にマイクレスで、主題歌さながらにバラード曲「The END.」をワンコーラス熱唱。歌い終わると同時に、映像&SEと共にバンドがメイン・ステージに登場し本編に突入した。

ライヴ中盤、久々に演奏する曲として紹介された「眼鏡!ロックンロール!FESTIVAL!」では、今度は映像ではなく生で桃知みなみがステージに登場し、オーディエンスと一体になって踊り、続く「神ノミゾ知ル魔法「れっぴるす」」では、動画と同じく多くのファンがライヴ・グッズのスリッパを叩き合わせる音が会場に響き渡った。

後半は、同じく無料公開された「フラクタル」を含む激しいナンバーで盛り上がり、ラストはオープニングで披露した「The END.」をバンドバージョンで熱唱。喜怒哀楽が満ち溢れたステージは感動の中、本編を終えた。

アンコールに応えて再び登場した杉本は、「今回のGIGが発表されたのは半年も前のことで、その時は随分先のように感じていたのに、気がつけばアッと言う間に今日がやってきた。昨日までは未来だった今日を、これからは思い出にしていくわけで、これから先の長い未来にも、一つでも多くの思い出を作りたい」と話し、シックに終わった本編とは裏腹に、アップテンポな2曲で会場を盛り上げ、何度もオーディエンスにお礼を言い、ステージを去った。

杉本がステージを去った後、スクリーンに次回GIG<ヨシノリズム2>の日程と会場が映し出された。

歓声が上がった後、会場は徐々にどよめきの声に変わる。発表された日程は2013年2月9日(土) 渋谷O-EAST。なんと年初めのライヴにもかかわらず、次回は来年2月(1年後)だったのだ。

そんな何とも言えない後味で幕を下ろしたライヴ。だが、実は続きがあった。退場するお客さんには、もれなく一通の手紙が配られた。本公演の冒頭で映し出された手紙と同じ封筒の裏面には「必ず家に帰ってから開けて下さい」と綴られている。

帰宅した後、その封筒を開けると、そこには謎のURLが記載されている。アクセスした先には、杉本自身がその日のライヴに参加してくれたファンに感謝をのべる動画とともに、次回ワンマン・ライヴの告知が入っていた。

ステージを去ったと同時にライヴを終わりとせず、「帰宅するまでがヨシノリズム」と言わんがばかりの、何ともニクい演出であった。

発表されたライヴは、2012年4月29日(日)渋谷Glad。<ヨシノリズム>と銘打ったライヴは1年先だけれど、次のワンマン・ライヴは4月29日(Yo! 肉の日)という、ファンにとって嬉しい報告だ。

大きな目的である2013年2月9日、O-EASTワンマン公演に向けての第一歩がこの4月29日になるであろう。今年もツンデレ全開でファンを楽しませていくであろう杉本善徳の活動に注目していてほしい。

<YO!肉の日 GIG「The ORIGIN.」>
2012年4月29日(日)渋谷Glad
開場16:30/開演17:00
チケット前売り:¥3,990- (当日D代別途¥500)
3/24(土)よりチケット一般発売開始
(問)渋谷Glad:03-5458-2551

<GIG「ヨシノリズム2」>
2013年2月9日(土)渋谷O-EAST

◆杉本善徳 オフィシャル・サイト
◆BARKS ヴィジュアル系・V-ROCKチャンネル
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