ヤエル・ナイム、ドラマ挿入歌から大ブレイク

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2011年2月にリリースされたヤエル・ナイムのアルバム『She was a boy』が、ここにきて突然の大ヒット街道を急加速、アマゾンのワールドミュージックチャートで1位をキープしている。

◆「Go To The River」PV映像

この急激なブレイクは、アルバム収録曲の「Go To The River」が、小泉今日子、中井貴一らが出演するCX系TVドラマ「最後から二番目の恋」に挿入歌として使用されているからだ。

ヤエル・ナイムは、Macbook AirのCMで使われた「ニュー・ソウル」で世界的なブレイクを果たし、日本でも多くのファンを持つアーティストではあるが、思わぬところからお茶の間にその名が浸透し始めている状況だ。


仏語、英語、ヘブライ語を使った多彩な言葉の響きとクラシック、フォーク、ジャズを織り交ぜたアコースティック・サウンドとが合わさる彼女の楽曲は、エトランゼな魅力をもつ。1978年にパリに生まれ、幼少の頃をイスラエルで過ごした彼女は、引越先にピアノがあったことがきっかけで音楽と出会い、クラシック・ピアノを習う。やがて、父親の影響もあってビートルズを聴き始めポップスへ興味を持つようになるのだ。アレサ・フランクリンなどの影響も受け、自らヴォーカルの才能にも気が付き、18才の時にはジョニ・ミッチェルに傾倒し、歌詞の世界にも目覚めていったという。

その後、テルアビブのジャズ・クラブでウィントン・マルサリスらと知り合ったことで自らもジャズを演奏するようになる。2001年にフランスでアルバム・デビュー。2004年に現在のプロデューサーであるDavid Donatienと出会い、その才能をさらに開花させた。2007年には『ヤエル・ナイム』をリリースし、2008年、2009年に来日公演を行なっている。

◆ドラマ「最後から二番目の恋」オフィシャルサイト
◆ヤエル・ナイム・オフィシャルサイト
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