MAY'S、会場全体が合唱し繋がりあったLIVE DVD『Live Tour 2011 Cruising』をリリース

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2011年2月にリリースされた、MAY'Sのキャリア3枚目となるアルバム『Cruising』。そのリリースライヴツアーの最終日となった、東京新木場STUDIO COASTで行われたライヴの模様を収めたLIVE DVD『Live Tour 2011 Cruising』が2月15日にリリース。同時にiTunesではLIVE音源も発売される。

◆MAY'S、LIVE DVD『Live Tour 2011 Cruising』~拡大画像~

今回のLIVE DVDは「Live Tour 2011 Cruising with Aya na ture」の模様を収めたライヴ映像と、ワンマンツアー全10公演のドキュメント&オフショット映像、そしてメンバーへのインタビューを収めた特典映像の二部構成になってる。

まずはライヴ映像から紹介していこう。

真っ暗な舞台に鳴り響く目覚まし時計の音。そして、頭にバンダナやキャップを被り、ツナギやタンクトップといったワーク・スタイルでパフォーマンスをする男女のダンサー。船員のようなスーツ・スタイルで登場するヴォーカルの片桐舞子とトラックメイカー・DJのNAUGHTY BO-Z。そこから今回の「Cruising」がスタートする。

“星の数だけ抱きしめて”で本格的に幕を開けるステージは、オープニングからオーディエンスの手拍子やハンズ・アップで会場の空気がどんどんと一体化していく。続く“WONDERLAND”ではリリックに描かれた世界観をダンサー・チームがダンスで表現し、楽曲とパフォーマンスの両面で楽曲の魅力を表現した。ダンサブルな二曲に続いて、メランコリックなメロディと女性的なリリックが印象的な“せつなさをとめて”、そしてマイクスタンドを立ててのパフォーマンスも光る、 “キミじゃなきゃ”とスピーディに楽曲を展開させていく。

“船長としてぐいぐい引っ張って行きます!”というMCに続いては、コール&レスポンスで更に一体感を高めての「LOVE SONG ~今なら言えるよ~」、甘酸っぱいリリックと甘やかなメロディを軽やかなステップを交えてパフォーマンスする「あなたが好きです。」、そして「線香花火」とMAY'Sの持つキュートな部分が押し出された楽曲が続く。

舞台セットを活かした寸劇的な見せ方も光る「1/2(New Version)」、そして「I WISH」「I LOVE YOU が言えなくて」と、片桐舞子のヴォーカルの確かさによって引っ張って行く楽曲、MAY'Sの代表曲とも言える「ONE LOVE ~100万回のKISSでアイシテル~」では、会場全体が“1”のハンド・サインを上げ、会場全員で世界を作り上げていくような雰囲気が非常に心に残る。そのアンサー・ソングであるFALCO&SHINOを迎えた「ONE LOVE ~幾千の星降る夜をこえて~ feat. FALCO&SHINO」ではよりダンサブルに楽曲を聴かせ、その3人にKGを加えた「夢唄」では、FALCO&SHINOとKG、そしてMAY'Sとの重厚なコンビネーションを聴かせ、カラフルな展開をオーディエンスに提示する。

再び、片桐舞子とNAUGHTY BO-Z の2人になったステージ上では、「I Remember You」、ピアノとの共演となった「永遠」、そしてJAY'EDを迎えた「Close Your Eyes feat. JAY'ED」と、しっかりと、そして丁寧にヴォーカルを響かせる楽曲を続けて展開し、聴くものの胸に一言一言、一音一音を刻んでいく。

しかし、一転して「Give Me Your Love feat. MIHIRO ~マイロ~」では、ダンサブルなトラックと細かな男女ヴォーカルの掛け合いというスリリングさを楽曲に表し、続く、U-ZIPPLAIN/GS/MIYABI/USUという日本各地のラップ巧者を迎えた、ストリート性/フッド感を強く感じさせる“The HOOD feat. U-ZIPPLAIN, GS, MIYABI, USU”で会場の温度は最高潮に。

そして、マイクを通さずに歌い上げた「#1 Improvisation」、続く「SKY」「遠くへ ~Spread Your Wings~」「True Love Story」と、ピンと張り詰めたような“強さ”を感じさせながらも、同時に柔らかな感情も生み出していく楽曲群の展開は、まさにMAY'Sの真骨頂ともいって良い「確かさ」さえも感じさせるよう。

DVD上ではほぼノンストップで展開してきた今回の「Cruising」ライヴだが、“これから先も、みんなの船長として、ずっと走り抜けていきたい”というMC、そして非常にエモーショナルな光景(是非DVDで体験して欲しい)に続いては、本編の最後となる「君に届け...」。全身全霊を込めて歌い上げるこのシーンは、今作の白眉といっていいだろう。

オーディエンスからの“My Everything”の合唱で迎えられてスタートするアンコールでは、会場全体で盛り上がる「SUPER SONG」「BONDS」と、MAY'Sの持つアッパーさを会場全体で共有し、空気全体を熱くしていく。

ラストの「My Everything」は会場全体で合唱し、繋がりあい、一つの作品を作っていくように、MAY'Sとオーディエンスとがお互いに刺激しあって楽曲を高めあっていく。それは、人との絆や繋がりを考えざる得なかった2011年を象徴するような光景だ。

特典映像に収録された、ワンマン・ツアーの道程を収めたドキュメントと、そこに込められたMAY'Sの想いを収録したインタビューからは、このツアーや“その時”へのMAY'Sの想いが纏められ、よりライブを立体的に感じさせてくれる構成となっている。

スタジオ作品も当然だが、ライブにも定評のあるMAY'Sの2011年現在の「生」の形が収められた作品であり、この後に予定されているアルバムへの期待をしっかりと高めさせてくれる充実のLIVE DVDだ。


Live DVD『Live Tour 2011 Cruising』
KIBM-298 ¥3,990 (tax in)
[収録内容]
●Live Tour 2011 Cruising with Aya na ture
Opening - Cruising / 星の数だけ抱きしめて / WONDERLAND / せつなさをとめて/キミじゃなきゃ / LOVE SONG ~今なら言えるよ~ / あなたが好きです。/ 線香花火 / 1/2(New Version) / I WISH / I LOVE YOU が言えなくて / ONE LOVE ~100万回のKISSでアイシテル~ / ONE LOVE ~幾千の星降る夜をこえて~ feat. FALCO&SHINO / 夢唄 feat. MAY'S, KG [FALCO&SHINO ]/ I Remember You / 永遠 / Close Your Eyes feat. JAY'ED / Give Me Your Love feat. MIHIRO ~マイロ~ / The HOOD feat. U-ZIPPLAIN, GS, MIYABI, USU / #1 Improvisation / SKY / 遠くへ ~Spread Your Wings~ / True Love Story / 君に届け...
[ENCORE]
SUPER SONG / BONDS / My Everything

●特典映像:Tour Document
ワンマンツアー全10公演のドキュメント&オフショット映像
メンバーインタビュー

★iTunes
http://itunes.apple.com/us/album/live-tour-2011-cruising-audio/id499808628?l=ja&ls=1

◆MAY'S オフィシャルサイト
◆MAY'S OFFICIAL BLOG 舞こりん。
◆NAUGHTY BO-Z
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