エミリー・サンデー、猛烈な勢いで注目急上昇

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シンガーソングライターのエミリー・サンデーが、ここにきて急浮上の動きを見せている。2011年にリリースとなったデビュー・シングル「Heaven」も全英シングルチャート初登場2位を記録し、ゲスト参加したプロフェッサー・グリーン「Read All About It feat. Emeli Sande」も2週連続全英シングルチャート1位を記録しているなかで、2月13日に発売となった自身のデビュー・アルバム『Our Version Of Events』が、アデルやホイットニー・ヒューストンのアルバムを押さえ、イギリスMIDWEEKチャート(途中経過集計)にて1位を記録しているのだ。英iTunesでも1位を記録し、大金星となりつつある。

◆「Heaven」試聴

エミリー・サンデーはスコットランドのウェールズ出身、現在23歳のシンガーソングライターだ。ジョニ・ミッチェルやニーナ・シモンから多大な影響を受けた彼女は、作曲活動を続けながらも高校卒業後にグラスゴー大学の医学部に入学する。学費を稼ぐためにバーでピアノを弾いていた彼女だが、彼女の作曲能力が評判となりEMI Publishingと契約、医学を学びながら作曲家として活動することになった。

続く2009年にはChipmonkのシングル「Diamond Rings」でヴォーカルを初披露すると、全英シングルチャートで6位を記録、ゲスト参加したWileyの「Never Be Your Woman」も全英シングルチャート8位を記録し、シンガーとしての評価が高まり遂に英Virginとメジャー契約を果たしたという逸材だ。作曲家としては、スーザン・ボイルやレオナ・ルイスに楽曲を提供し、タイニー・テンパーやアリシア・キーズとも共作、サイモン・コーウェルは「現時点で最高のソングライターの一人だ」と太鼓判だ。

彼女の才能に惚れ込んだ周囲の者は「自分のアルバムを作った方がいい」と声をかけるも、エミリー・サンデーは「ちゃんと大学を卒業してからやります」と宣言。グラスゴー大学を卒業した後、デビュー・シングル「Heaven」を2011年8月にリリースすると全英シングルチャートで初登場2位を記録、アデルやアリシア・キーズからの絶賛も受け、コールドプレイのUK/ヨーロッパツアーの前座を務める等、注目は一気に加速、デビュー・アルバム発売前にブリット・アワード2012の批評家賞を受賞するにいたったのだ。

そして2月13日にイギリスにてリリースされたデビュー・アルバム『Our Version Of Events』が素晴らしい動きを見せているという状況だ。

ちなみにエミリー・サンデーの本名はアデル・エミリー・サンデー。当初彼女はアデル・サンデーとして活動していたが、アデルとの混同を懸念しエミリー・サンデーとして活動することを決めたのだとか。

『Our Version Of Events』は、ソウルフルでありつつ90年代のクラブ音楽も感じられるような楽曲と、パンキッシュなルックスとは裏腹な聞く人の心に直接染み込む声の魅力にあふれた作品になっている。国内盤は4月25日にリリースされる。



EMELI SANDE『Our Version Of Events』
輸入盤/PC配信 2012年02月13日発売
※iTunesのみボーナス・トラック1曲、ビデオ4曲が収録されて配信中
1 Heaven
2 My Kind of Love
3 Where I Sleep
4 Mountains
5 Clown
6 Daddy (feat. Naughty Boy)
7 Maybe
8 Suitcase
9 Breaking the Law
10 Next to Me
11 River
12 Lifetime
13 Hope
14 Read All About It(Pt.III)

◆エミリー・サンデー・オフィシャルサイト
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