妻・KEIKOに自分の輝いている姿を見せるため、小室哲哉が初ボカロアルバムほか4作品一挙リリース

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小室哲哉が3月に計4作品をリリースする。ひと月に4作品のリリースは、彼自身にとっても最多。まさに異例と言える怒濤のリリースの背景には、妻・KEIKOへの想いがあった。

◆小室哲哉 画像、解禁された4作品のジャケット

小室は、まず3月21日にアルバム『Digitalian is remixing』とDVD『TETSUYA KOMURO Special Live @DOMMUNE (TK Presents BROADJ #332)』をリリースする。『Digitalian is remixing』は、2011年にリリースされた、小室哲哉名義では22年振りとなるソロアルバム『Digitalian is eating breakfast 2』収録楽曲を中心とするリミックス&カヴァーアルバム。国内外クリエイターおよび小室哲哉自らの手で楽曲を再構築した。DVD『TETSUYA KOMURO Special Live @DOMMUNE (TK Presents BROADJ #332)』は、その名の通り、2011年6月13日に実施されたDOMMUNEでのライヴをDVD化したもの。のべ14万人以上が目撃したこのライヴは、Web上にはアーカイブ化されていない。さらにDVD+2CD盤には、新木場ageHaなどで開催されたライヴの音源と、ピアノコンサートのライブ音源を収録している。

次に、3月28日にリリースされるのが、2008年に配信限定でリリースされた『Far Eastern Windシリーズ』に新曲を加えてCD化する『Far Eastern Wind』と、小室哲哉×VOCALOIDで注目のアルバム『小室哲哉 meets VOCALOID』。本作は、小室哲哉初公認となるボカロアルバム。「DEPARTURES」「My Revolution」「恋しさと せつなさと 心強さと」などなど、歴史を彩るTKメガヒット楽曲の数々が、VOCALOIDアルバムとしてよみがえる。ボカロPによるサウンドメイキングに加え、小室哲哉自身もボカロシーンに参戦している。なお、今回参加したボカロPと小室哲哉は、楽曲選定やサウンドメイクについての打ち合わせを2回行なったそうだ。

さて、そんな小室哲哉のリリースラッシュ。当初は妻であるKEIKOの看病を行なうために、制作進行、リリース日をずらしていたのだという。しかし、KEIKOの体調が回復に向かい始めたこともあり、自分が一番輝いている姿を彼女に見せるため、音楽家・小室哲哉は音楽制作に没頭。スタッフも驚くほどの制作スピードをこなし、4作品を同時にリリースできるとの判断が降りた。

小室哲哉といえば、TM NETWORKの活動再開も決定した。3月20日に幕張メッセで行なわれる予定の東日本大震災復興支援チャリティコンサート<ALL THAT LOVE-give&give->に、プリンセス・プリンセス、米米CLUBとともに声がかかり、約4年振りに3人でパフォーマンスする。

さらに4月25日にはCDシングルを発売、同時に4月24日、4月25日には武道館2Daysライヴも決定している。FANKSもそうじゃない人も、誰もが待ち望んでいたTM NETWORKの復活だ。

「久し振りに自分の楽曲を歌い直したリミックス盤、Twitterでのオファーから始まるという何とも21世紀的な方法で実現したライヴのDVD、ブライアン・イーノの提唱したアンビエントミュージックに20年以上憧れて構想していた作品群、僕のボーカル&ピアノとボーカロイドの初めての共演と、バラエティに富んだ作品ができたと思います。」── 小室哲哉

◆小室哲哉 オフィシャルサイト
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