マイケル・キワヌーカ、深みと自由で幅広いパフォーマンス

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2011年、アデルのツアーのサポート・アクトに抜擢されたことに続き、BBCが発表した今年期待の新人リスト<Sound Of 2012>のトップに輝き、一躍注目の的となったマイケル・キワヌーカがUKツアーを行なった。

◆「Home Again」PV映像

すでにリリースされているシングル「Home Again」や英国のTV番組でのパフォーマンス映像によりアコースティックのイメージが強い彼だが、ライヴは8人(ギター2人、ベース、キーボード、ドラム、パーカッション、バイオリン、サックス)という大所帯で行なわれた。

ソウルフルで渋いながらも暖かく優しいヴォーカルとサウンドが彼の魅力だが、実際のライヴはもっと明るくバラエティに富んだものだった。これまでアコースティック・ギター1本でプレイされることが多かった「Home Again」はより深みを増し、「Tell Me A Tale」ではジャズやフュージョンのような自由で幅広いパフォーマンスを見せた。

オーティス・レディングやビル・ウィザースと比べられるソウルフルなヴォーカルとレトロなサウンドは、いまの英国の音楽シーンで主流となっているダンス・ミュージックやポップとはまったく別のところに位置する。どちらかといえば地味で玄人向けともいえる彼が<Sound Of 2012>のトップに輝いたのはちょっと意外でもあるが、暖かくホッとするそのサウンドはかけがいのない貴重な存在だ。

マイケル・キワヌーカのデビュー・アルバム『Home Again』は3月12日発売。そして<Fuji Rock Festival 2012>で来日する。

2月16日、ロンドンのIslington Assembly Hallで行なわれたライヴのセットリストは以下の通り。

「I'll Get Along」
「I Need Your Company」
「Always Waiting」
「I'm Getting Ready」
「Tell Me A Tale」
「Worry Walks Beside Me」
「Bones」
「Rest」
「Anyday Will Do Fine」(ソロ)
「I Won't Lie」(ソロ)
「Home Again」
「I Don't Know」
「Lasan」


◆BARKS洋楽チャンネル
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