スティーヴ・アール、ストーンズのトリビュート・ライブに出演

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スティーヴ・アールが前回カーネギー・ホールのトリビュート・コンサートで演奏したとき、彼は自分が敬意を表する人から30フィート離れたところに立っていた。「ブルース・スプリングスティーンと一緒に“ネブラスカ”をプレイしてショーのオープニングを務めたんだ。あれにはワクワクしたよ」と彼は2007年の出来事を「生涯最高の体験」と振り返っている。

そのアールが3/13に同じ場所で行なわれる『ミュージック・オブ・ザ・ローリング・ストーンズ』で演奏する。彼が「マザーズ・リトル・ヘルパー」を演奏するとき、ストーンズのメンバーは誰かひとりでも参加しないのだろうか。「せいぜいアンドリュー・ルーグ・オールドハム止まりだね」とアールは昔のマネージャーの名前を挙げる。

この曲を選んだのは、「彼らがビートルズと競争していたときの作品だから。彼らは実に素晴らしい曲を書いていて、それがバンドのいちばん重要なところだったんだ」

アールはトリビュート・コンサートに最初にブッキングされたので自分のやりたい曲を選ぶことができた。

「この曲は僕がギターでプレイすることができるようになった最初の曲なんだ」とはいえ当時は父親がエレキを許してくれなかったのでアコースティックだった。「ほんとはジミ・ヘンドリックスみたいな音を出したかったんだけど。だから、ストーンズやビートルズみたいに自分のギターに合うものに魅かれていったのさ」

そのギターは叔父さんからのお下がりだった。「マザーズ・リトル・ヘルパー」はEマイナーを2本の指で出せたので子供でもプレイできたのだ。

ハイスクールに入ると先生が彼にボブ・ディランの『ザ・フリーホィーリン』をくれた。最近は音楽教育への経費がカットされたりしているが、良くないことだとアールは言う。

「音楽と芸術は選択科目で、教育の必要な部分ではないという考え方は僕たちの社会では珍しいよ。人間と動物の違いは親指の向きじゃなくて、僕たちがアートを作り出し味わうという事実なんだ。それは必要なことなんだよ。選択的なことじゃなく、必要なものなんだ」

ローリング・ストーンズのトリビュートの収益はすべて音楽教育の非営利団体に寄付される。これは音楽教育のために必要とされる基金集めのための8回目のコンサートだ。

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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