クラシック・コンピ『ベスト100』にチャイコフスキー登場

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2005年に発売開始となってからクラシック・コンピレーションの決定盤として高い評価と売り上げを誇る『ベスト100』シリーズから、最新作『ベスト・チャイコフスキー100』が4月4日に登場した。

チャイコフスキー(1840-1893)は、帝政ロシアが生んだ偉大な作曲家。壮大で美しく、どこかメランコリックな情緒も漂うチャイコフスキーの音楽は日本でも人気であり、テレビのCMや映画などで耳にすることも多い。今作はそんな彼の「ピアノ協奏曲第1番」「白鳥の湖」「くるみ割り人形」などの有名曲からオペラ「エフゲニー・オネーギン」まで、チャイコフスキーのいいところだけをぎゅっと収録。

CD6枚は「華麗なる協奏曲」「憂愁の交響曲」「三大バレエ音楽」「オペラと歌曲」「ピアノ独奏曲と室内楽曲」「人気の管弦楽曲集」という6つのテーマに分けられ、ロシアのロマンティシズムが溢れるチャイコフスキーの名曲100曲が収録されている。そしてこれらを演奏するのは、ロストロポーヴィチにカラヤン、小澤征爾、上原彩子など、クラシックの名門レーベルEMIクラシックスが誇る一流のアーティストだ。まさに究極のチャイコフスキー・ベスト・アルバムといえる内容となっている。

2012年もまたゴールデンウイーク期間に東京国際フォーラム他で開催される、日本最大のクラシック・イベント<ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン>だが、2012年のタイトルは「サクル・リュス」である。「ロシアの祭典」を意味する言葉で、そのタイトルの通りロシア音楽がテーマだ。当然のように、チャイコフスキーはロシア音楽を語る上では欠かせない作曲家。『ベスト・チャイコフスキー100』を手すれば「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」もより一層楽しいものになることだろう。

『ベスト・チャイコフスキー100』
4月4日発売
TOCE-56412~17 6枚組全100曲 ¥3,800(税込)

◆ベスト100シリーズオフィシャルサイト
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