SOPHIAが大阪・オリックス劇場(旧・大阪厚生年金会館)こけら落とし。その後はシークレットライヴも

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約2年ぶりの本格的な全国ツアーを開始したSOPHIAが4月14日、15日の両日、大阪のオリックス劇場(旧・大阪厚生年金会館)で大阪公演を行なった。

◆SOPHIA画像@オリックス劇場、ピーターパン症候群 画像

オリックス劇場と名を変えた旧・大阪厚生年金会館は、一昨年、メンバー・都啓一のガン闘病によりライヴ活動が休止となった全国ツアーでも公演を行なった場所。その時のライヴが、SOPHIAの大阪厚生年金会館公演として最後の公演でもあった。また同会館は、彼らがロックバンドとして最多の公演数を達成している場所でもあり、メンバーの思い入れも深い。

この14日・15日の公演は、新生オリックス劇場のこけら落とし公演。SOPHIAの“復活ツアー”の地元・大阪公演であり、劇場のこけら落としでもあるという非常に意味深い公演は、両日とも観客の盛り上がりは常に最高潮。メンバーのMCも地元話含めて弾んでいた。

さらに地元・大阪での久しぶりのツアー公演ということで、通常とは違ったスペシャルなことも用意されていた。初日の14日は、公演のラストに、地元の新聞記者をステージに上げて、SOPHIA としては初めての<公開記者会見>を実施。そして15日には、なんとライヴ終了直後に、松岡と豊田がインディーズ時代に活動していた古巣のライヴハウス・BRAND NEW(旧YANTA鹿鳴館)に飛び入りのシークレットバンドとして出演した。

当日のBRAND NEW出演者リストには、“ピーターパン症候群”というバンド名が記載されていた。この名前、実はSOPHIAが1月にリリースした最新シングルのタイトルだったが、当日までそれに気付く者はほとんどおらず、問い合わせもほぼなかった。一方、オリックス劇場での最後のMC時に、松岡から「大阪ということで、ゆかりのある地にいろいろ顔を出したいと思います。まずはジル(G.豊田)と一緒に出ていたライヴハウスに“ピーターパン症候群”という知り合いのバンドが今日出るみたいなんで、のぞきに行ってみます!」と告知され、これを聞いてピンときたファンがライヴハウスに殺到する事態となった。

入場制限一杯、会場を埋め尽くすラッキーな約400人。そこに現れたのは見慣れた5人のシルエット。「どうも、ピーターパン症候群、通称“ピタパン”です(笑)」という挨拶で現れたのは、さっきまで2400人の前で全開のパフォーマンスをしていたSOPHIAだった。

5人は、疲れを感じさせるどころか、ライヴハウスならではのアグレッシブなパフォーマンスを見せる。高架下の小さなライヴハウスは大きく揺らしながら、オリックス劇場では披露されることのなかったデビュー時の懐かしい曲から代表曲「街」まで、予定外のアンコールも含む全9曲を完全熱唱。「このライヴハウスと、当時の店長がいなかったら今の僕たちはなかった。ここでこうしてまたライヴが出来て本当にうれしい」と、一夜の夢のようなステージを締めくくった。

◆SOPHIA オフィシャルサイト
◆BARKS ヴィジュアル系&V-ROCKチャンネル
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