Fender Custom ShopからCharのシグネイチャーMustang「Free Spirits」限定製作で登場
山野楽器海外事業部は、米国フェンダー・ミュージカル・インストゥルメンツ・コーポレーションとの間でエンドースメント契約を交わしている、「Char Signature Mustang "Free Spirits"」の限定製作と発売の決定について発表した。
1964年に発表され、1982年に生産完了となったマスタングが、30年の時を超えてフェンダー最上級のギター製作部門カスタムショップで生産されることになった。US製マスタングの復活である。
そしてこの記念すべき第1号機が、2011年フェンダーとエンドースメント契約を交わしシグネイチャー・ストラトキャスター“Charizma”を発表、マスタング・プレイヤーの第一人者として国内外を問わず多くのギタリストからリスペクトされているCharのシグネイチャー・マスタング“Free Spirits”だ。
Free Spirits―――Char自らによって命名されたフェンダー史上初となるUS製シグネイチャー・マスタングは、そのモデルネームからもわかるとおりCharのスピリットが反映されたギターだ。設立以降マスタングの製作を行っていなかったフェンダーカスタムショップが本腰を入れてFree Spiritsの開発に取り組んだのも、そのあらわれといえそうだ。
市販モデルの元となるパイロット・ランは、Charizma同様マスタービルダー、ポール・ウォーラーによって製作。完成後も日本とアメリカとの国境を越えて幾度となく検証が重ねられた。
ネック形状は現在もライブやレコーディングで使用しているホワイト・ボディの'67年製マスタングから採寸、ピックアップについても同器の抵抗値などを測定したうえでCharの意向である「パンチの効いたサウンド」を目指してカスタムショップとフェンダーにおける研究開発部門R&D(Research and Development)との共同作業によって作られた。
ボディ・カラーについては日本の伝統色である“御召茶”(おめしちゃ、英名:A grayish olive green)を採用。この色は十一代将軍家斎の御召しになった縮緬に由来する鈍い緑味青色を言う。色表記には茶とあるが、染色で藍を下染めにするので茶系統と言うより緑青色である。アメリカでは御召茶のボディ・カラーは当然の事ながら初めて使う色なので、まずカリフォルニアのフェンダー工場で色見本を作成、日本に送られChar本人の了承を得たうえで進められた。
ボディ材に使われているアルダー、ネック材に使われているメイプルおよびローズウッドは、いずれもカスタムショップのクォリティ基準をクリアした木材を使用、木工、塗装、アッセンブリーの各工程においても熟練工の集団であるカスタムショップのチームによって進められている。そして何といっても本家フェンダーがかつてマスタングを製造するために使っていたブリッジ・プレートとコントロール・プレートのオリジナル・テンプレートを用いたという事実がこのモデルのハイライトといえそうだ。
Charizma同様、Cのポジションに配置された指板部の三日月形インレイ、ネック・プレートに刻印された竹中家の家紋といったCharシグネイチャーの肝となる仕様はFree Spirits にも踏襲されている。
限定製作本数チームビルト200本。販売は1979年に日比谷野外音楽堂で開催されたJohnny Louis & CharによるフリーコンサートFree Spiritにちなみ、2012年7月14日に解禁される。なお、生産の都合上、製作本数すべてが発売解禁日に納品できない場合がある。
<おもな仕様>
Body
Body Material: Premium Alder 2 Piece
Body Finish: Lacquer
Neck
Neck: Char's '67 Mustang C-Shape
Fingerboard: Round laminated darker Rosewood, w/ Rolled Fingerboard edge
No. of Frets: 22
Fret Size: Vintage Style
Position Inlays: White Pearl Dots, Crescent Moon at 3rd and 5th
Fingerboard Radius: 9.5" (24.1 cm)
Neck Material: Maple
Neck Finish: Lacquer
Width at Nut: 1.650" (42 mm)
Scale Length: 24” (61cm)
Color
Body Color: 御召茶(おめしちゃ、英名:A grayish olive green)
Electronics
Pickup Configuration: S/S
Bridge Pickup: Handwound Mustang Bridge Pickup
Neck Pickup: Handwound Mustang Neck Pickup
Pickup Switching: Custom “Free Spirits” Switching
Controls: Master Volume, Master Tone
Hardware
Hardware Finish: Nickel/Chrome
Bridge: Floating Bridge with Dynamic Vibrato Tail-piece
Tuning Machines: Schaller F Key with White Button
Pickguard: Parchment 3 PLY
Pickup Covers: Parchment
Control knobs: Mastang
Nut: Standard
Miscellaneous
Neck Plate: Family Emblem of Takenaka
Case: Silver Hardshell Case
Accessories: Case, Cable, Strap
Strings Gauges: .009-.042
◆Char Signature Mustang "Free Spirits"
価格:441,000円
発売日:2012年7月14日
◆Char Signature Mustang “Free Spirits” 製品詳細ページ
◆Fender
◆FenderのCharシグネイチャー・モデルがついに完成「Char Signature Stratocaster “Charizma”」
◆BARKS 楽器チャンネル
1964年に発表され、1982年に生産完了となったマスタングが、30年の時を超えてフェンダー最上級のギター製作部門カスタムショップで生産されることになった。US製マスタングの復活である。
そしてこの記念すべき第1号機が、2011年フェンダーとエンドースメント契約を交わしシグネイチャー・ストラトキャスター“Charizma”を発表、マスタング・プレイヤーの第一人者として国内外を問わず多くのギタリストからリスペクトされているCharのシグネイチャー・マスタング“Free Spirits”だ。
Free Spirits―――Char自らによって命名されたフェンダー史上初となるUS製シグネイチャー・マスタングは、そのモデルネームからもわかるとおりCharのスピリットが反映されたギターだ。設立以降マスタングの製作を行っていなかったフェンダーカスタムショップが本腰を入れてFree Spiritsの開発に取り組んだのも、そのあらわれといえそうだ。
市販モデルの元となるパイロット・ランは、Charizma同様マスタービルダー、ポール・ウォーラーによって製作。完成後も日本とアメリカとの国境を越えて幾度となく検証が重ねられた。
ネック形状は現在もライブやレコーディングで使用しているホワイト・ボディの'67年製マスタングから採寸、ピックアップについても同器の抵抗値などを測定したうえでCharの意向である「パンチの効いたサウンド」を目指してカスタムショップとフェンダーにおける研究開発部門R&D(Research and Development)との共同作業によって作られた。
ボディ・カラーについては日本の伝統色である“御召茶”(おめしちゃ、英名:A grayish olive green)を採用。この色は十一代将軍家斎の御召しになった縮緬に由来する鈍い緑味青色を言う。色表記には茶とあるが、染色で藍を下染めにするので茶系統と言うより緑青色である。アメリカでは御召茶のボディ・カラーは当然の事ながら初めて使う色なので、まずカリフォルニアのフェンダー工場で色見本を作成、日本に送られChar本人の了承を得たうえで進められた。
ボディ材に使われているアルダー、ネック材に使われているメイプルおよびローズウッドは、いずれもカスタムショップのクォリティ基準をクリアした木材を使用、木工、塗装、アッセンブリーの各工程においても熟練工の集団であるカスタムショップのチームによって進められている。そして何といっても本家フェンダーがかつてマスタングを製造するために使っていたブリッジ・プレートとコントロール・プレートのオリジナル・テンプレートを用いたという事実がこのモデルのハイライトといえそうだ。
Charizma同様、Cのポジションに配置された指板部の三日月形インレイ、ネック・プレートに刻印された竹中家の家紋といったCharシグネイチャーの肝となる仕様はFree Spirits にも踏襲されている。
限定製作本数チームビルト200本。販売は1979年に日比谷野外音楽堂で開催されたJohnny Louis & CharによるフリーコンサートFree Spiritにちなみ、2012年7月14日に解禁される。なお、生産の都合上、製作本数すべてが発売解禁日に納品できない場合がある。
<おもな仕様>
Body
Body Material: Premium Alder 2 Piece
Body Finish: Lacquer
Neck
Neck: Char's '67 Mustang C-Shape
Fingerboard: Round laminated darker Rosewood, w/ Rolled Fingerboard edge
No. of Frets: 22
Fret Size: Vintage Style
Position Inlays: White Pearl Dots, Crescent Moon at 3rd and 5th
Fingerboard Radius: 9.5" (24.1 cm)
Neck Material: Maple
Neck Finish: Lacquer
Width at Nut: 1.650" (42 mm)
Scale Length: 24” (61cm)
Color
Body Color: 御召茶(おめしちゃ、英名:A grayish olive green)
Electronics
Pickup Configuration: S/S
Bridge Pickup: Handwound Mustang Bridge Pickup
Neck Pickup: Handwound Mustang Neck Pickup
Pickup Switching: Custom “Free Spirits” Switching
Controls: Master Volume, Master Tone
Hardware
Hardware Finish: Nickel/Chrome
Bridge: Floating Bridge with Dynamic Vibrato Tail-piece
Tuning Machines: Schaller F Key with White Button
Pickguard: Parchment 3 PLY
Pickup Covers: Parchment
Control knobs: Mastang
Nut: Standard
Miscellaneous
Neck Plate: Family Emblem of Takenaka
Case: Silver Hardshell Case
Accessories: Case, Cable, Strap
Strings Gauges: .009-.042
◆Char Signature Mustang "Free Spirits"
価格:441,000円
発売日:2012年7月14日
◆Char Signature Mustang “Free Spirits” 製品詳細ページ
◆Fender
◆FenderのCharシグネイチャー・モデルがついに完成「Char Signature Stratocaster “Charizma”」
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事の関連情報
Jackson、アダム・ブラックストーンの新シグネイチャーベース発売
フェンダー、人気の日本製シリーズ2024年限定コレクションを順次発売
【俺の楽器・私の愛機】1573「自分好みにカスタマイズする愉しみ。」
【俺の楽器・私の愛機】1571「第二回チキチキ軽いギター選手権!」
【俺の楽器・私の愛機】1570「Fenderが作りそうで作らないTelecaster」
Jackson、ソロイストの新モデル『American Series Soloist SL2』を発売
オンラインゲーム『フォートナイト』にストラトキャスターとプレシジョンベースが登場
フェンダー、ラファエル・サディークのシグネイチャー・テレキャスター発売
Fender Custom Shop製品開発担当責任者マイク・ルイス、逝去