上原ひろみ、世界の大舞台で喝采

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ユネスコと、ユネスコ親善大使を務めるジャズ・ピアニスト、ハービー・ハンコックが、このたび毎年4月30日を「インターナショナル・ジャズ・デイ(International Jazz Day)」に設定。世界各地で記念イベントが開催されるなか、メイン・イベントとなるコンサートがニューヨークの国際連合総会会議場にて30日夜(現地時間)開催された。

◆上原ひろみ~拡大画像~

コンサートのMCを務めたのは、俳優のロバート・デニーロ、マイケル・ダグラス、モーガン・フリーマン、そして大御所音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズという錚々たる面々。そしてステージには、ハービー・ハンコックの呼びかけのもと、スティーヴィー・ワンダー、トニー・ベネット、チャカ・カーン、ウェイン・ショーター、エスペランサ、ウィントン・マルサリスなど、世界中から招かれたミュージシャンが次々と登場し、2時間半にわたってセッションを繰り広げた。さながら“世界ジャズ・サミット”というべき豪華極まりないラインナップは、まさに、ハービー・ハンコックをして「ジャズ史に残るイベント」と言わしめたほど。

そんな豪華な顔ぶれの中に、上原ひろみの姿が! コンサート中盤に、上原は着物地を用いたドレスに身を包みステージに登場。テレンス・ブランチャード(トランペット)、クリスチャン・マクブライド(ベース)、ヴィニー・カリウタ(ドラムス)といった世界最高峰の演奏家とともに、日本古謡「さくらさくら」(スタンリー・クラーク・トリオ/上原ひろみ/レニー・ホワイト『ジャズ・イン・ザ・ガーデン』に収録)を大胆なジャズ・アレンジで披露。

さらに、途中のピアノ・ソロでは、いつもながらのエネルギッシュで堂々たるパフォーマンスを繰り広げ、つめかけた観衆から大きな喝采を浴びた。2003年のデビュー以来、世界を舞台に精力的な演奏活動を展開してきた上原だが、今回の栄えある大舞台への出演についてコンサート終了後次のように語った。

「歴史を創り上げてきた方々と同じ舞台に立てて、毎秒が夢のようなひとときでした。」──上原ひろみ

7月下旬には自身のトリオ・プロジェクトで、<フジロックフェスティバル'12>への出演やブルーノート東京公演が決定している。

※<インターナショナル・ジャズ・デイ>
アメリカ最高峰のジャズ教育機関であるセロニアス・モンク・インスティテュート・オブ・ジャズとユネスコが共同で進めるもので、ジャズを通じて世界のさまざまな文化に対する理解を深め、全世界195のユネスコ加盟国をはじめ、未だ十分に教育を受けられる環境にない地域に住んでいる少年少女たちに、ジャズを伝えていくことを目的としている。

◆上原ひろみレーベルサイト
◆上原ひろみオフィシャルサイト
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