矢野顕子オーガナイザーによる<TOKYO M.A.P.S>、豪華出演者が出演

ツイート

▲松本淳一
▲原田郁子
▲大貫妙子
▲Ovall
▲細美武士
▲yanokami
▲大橋トリオ
▲世武裕子
▲宮沢和史
▲レキシ
▲鈴木慶一
▲矢野顕子
2012年5月3日(木・祝)・5月4日(金・祝)のゴールデンウィークの2日間、2012年で5回目となるフリーライブイベント<J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S>が開催された。

<TOKYO M.A.P.S>は六本木ヒルズアリーナを会場にJ-WAVE 81.3FMと六本木ヒルズが共催で、毎年ゴールデンウィークに開催している、音楽、アート、パフォーマンスなど様々な表現を発信するイベントだ。毎回プログラム・オーガナイザーを立て、そのオーガナイザーの世界観を表現したイベントを開催しており、2012年は矢野顕子がオーガナイザーを務めることとなった。自身の出演によるライブのほか、矢野顕子の呼びかけで集まった多彩なミュージシャンのフリーライブが盛大に行われた。

1日目のトップバッターは松本淳一。テルミンのトリ音、オンドマルトノの久保智美とともにMATOKKUとして、また、終盤には弦楽のsuisaiカルテットをゲストにオリジナリティーあふれる音楽を奏でた。

続いての原田郁子は、ただようようなボーカルと「なんとも言えない音で、ずっと一緒に演奏してみたかった」というコラのWill、スティールパンのトンチとともに、ゆるやかな雰囲気を作り出していた。

続いて、第2回の<TOKYO M.A.P.S>でオーガナイザーを務めた大貫妙子が登場し、透き通る歌声を再び六本木ヒルズアリーナに響かせてくれた。

3組目は、トラックメーカー/ベーシストShingo SuzukiのバンドプロジェクトOvall。レイ・ハラカミによって矢野顕子との交流を深めたという彼らは、数々のフェスでステージを賑わせているカラフルなサウンドを響き渡らせていた。

さらに、ステージには細美武士が登場。ギター一本のソロライブというめったにない機会に超満員のオーディエンスが集まった。「毎回毎回ハードルを越えたくて、ライブの度に新曲を演奏しようと思っているから」と「今朝できた」という新曲も披露してくれた。

1日目のラストステージは、オーガナイザーの矢野顕子とレイ・ハラカミのユニットyanokami。この日はゲストに「2011年1月にニューヨークで会って、いつか一緒にステージをしたいと思っていた」というコンテンポラリーダンサーの森下真樹とのステージだ。yanokamiが奏でる音楽に森下の躍動的なダンスが調和し、TOKYO M.A.P.Sならではのアーティスティックな空間が展開された。「今日出演してくれたアーティストひとりひとりに感謝しています」という矢野顕子の言葉とともに2012年のTOKYO M.A.P.S 初日は終了した。

2日目は大橋トリオからスタート。5月の心地よい風と大橋トリオの自然体の音楽がとてもよく合い、トップバッターにふさわしいステージが届けられた。

2組目は世武裕子。「矢野さんと同じピアノが弾けるなんて感慨深い」とステージ上で話し、見事なテクニックでピアノを弾きこなす世武に、会場のみなさんも目と耳が離せない様子。ラストの「伝説のトリプルプレイ」の後は鳴り止まない拍手が会場を包んでいた。

2008年の記念すべき第1回<TOKYO M.A.P.S>のオーガナイザーを務めたのが宮沢和史。「1回目のオーガナイザーをしたときに、ずっと続けばいいな、大きくなっていけばいいなと思っていたので、身内として、またこの会場に戻ってこられてとてもうれしい」とコメント。この日の宮沢のステージのテーマは「沖縄」。三線を片手に沖縄民謡の「梅の香り」から、THE BOOMの大ヒット曲「島唄」まで、宮沢和史ならではの「沖縄」を会場に届けてくれた。

続いてはレキシの登場。大爆笑のMCと、会場を巻き込んでのステージに、空気を一気に変える盛り上がりをみせた。

2日目5番目のアーティストは鈴木慶一。ムーンライダーズのメンバー武川雅寛も参加、さらに途中からマイカ・ブルデがコーラスに参加し、華やかさも加えての貫禄のステージとなった。

大トリはオーガナイザーの矢野顕子。「才能あふれる方々と最高の時間をシェアできたことに感謝します」と参加アーティストひとりひとりの名前を呼びかけて「天気は最高ではなかったけど、天気なんかに負けない熱い演奏をありがとう」と語りかけた。話すように、体の一部のように歌を紡ぎだす矢野の演奏に、会場に来た超満員のオーディエンスもじっと聞き入っていた。最後は鳴り止まない拍手のなか、2012年の<TOKYO M.A.P.S>の夢のような2日間は幕を閉じた。


<J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S>
5月3日(木・祝)
■松本淳一 ゲスト:MATOKKU / suisaiカルテット
M1 DANCEーコンタクト・インプロビゼーションー
M2 あるきだす
M3 リボンがふわふわとして
M4 ハナソーヨ
M5 雲カラ光
M6 NEWDAYS
M7 april (仮)

■原田郁子
M1 青い闇をまっさかさまにおちていく流れ星を知っている
M2 あいのこども
M3 銀河

■大貫妙子
M1 アメイジング・グレイス~Beautiful Songs 歌が生まれてる
M2 あなたを思うと
M3 横顔
M4 色彩都市
M5 clean up (インストルメンタル)
M6 a life
M7 美しい人よ

■Ovall
M1 Mary(Flying Beats)
M2 Meaning Of Love
M3 Beautiful Love
M4 Moon Beams
M5 Moon Beams (Reprise)
M6 Feverish Imagination

■細美武士
M-1 Russians (Sting)
M-2 Superblock (the HIATUS)
M-3 未発表曲
M-4 未発表曲
M-5 Salamander (ELLEGARDEN)
M-6 未発表曲
M-7 On Your Way Home (the HIATUS)

■yanokami ゲスト:森下真樹(コンテンポラリーダンサー)
M1 Don't Speculate
M2 David
M3 Ruby Tuesday
M4 東京コシツ(森下真樹)
M5 瞳をとじて
M6 ばらの花
EC 気球にのって

[5月4日(金・祝)]
■大橋トリオ
M1 モンスター
M2 ゼロ
M3 フラワー
M4 BINGBNG
M5 忘れない

■世武裕子
M1 Good Morning World!
M2 75002
M3 ピエロは踊れなくなったとか
M4 ピアノソロ
M5 hello hello
M6 伝説のトリプルプレイ

■宮沢和史
M1 沖縄に降る雪
M2 梅の香り
M3 風になりたい
M4 暁月夜
M5 島唄

■レキシ
M1 きらきら武士
M2 妹子なぅ
M3 狩りから稲作へ
M4 LOVE レキシ

■鈴木慶一
M1 outrage
M2 Doro Niwa
M3 流木のうた
M4 あたしの故郷は流木なの
M5 物恋うWaltz
M6 Witchi-Tai-To
M7 Eight Melodies

■矢野顕子
M1 また会おね
M2 しあわせなバカタレ
M3 Home Sweet Home
M4 気仙沼においでよ
M5 All The Bones Are White
M6 いい日旅立ち
M7 GREENFIELDS
EN ひとつだけ

◆TOKYO M.A.P.Sオフィシャルサイト
◆J-WAVEオフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス