MOTUからコンパクトな4イン/6アウトのUSB 2.0オーディオインターフェイス「MicroBook II」

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ハイ・リゾリューションは、米MOTU社のコンパクトサイズオーディオインターフェイス「MicroBook II」を発売した。

MOTU MicroBook IIは、コンパクトサイズの4イン/6アウトのUSB 2.0オーディオインターフェイス。コンパクトサイズながら、最高級のオーディオクォリティを実現。その機能と品質は市場価格6~8万円台のオーディオインターフェイスがライバルとなるように設計されている。

小さなボディにはマイクとギター(楽器)専用入力とノイズに強いアナログバランスライン入出力を装備。さらに、全入出力にEQとコンプレッサー、4ステレオバスのデジタルミキサーによって、自由なモニターミックスとサウンド処理をコンピューターの負荷なく行えるのが大きな特徴だ。持ち歩くことができるスタジオクォリティのオーディオインターフェイスとなっている。

2010年に登場したMicroBookと比較すると、MicroBook IIは新たにUSB 2.0を採用したことで、96kHzのサンプルレートに対応したほか、DAWから見た入出力数も4イン6アウトに拡張。そのほかマイク入力に標準サイズのXLR端子を採用するなど、外観のみならず機能面でも大幅に強化されたフルモデルチェンジを果たしている。


本体には、新たに2つのロータリーエンコーダーを搭載、入力と出力のボリュームをそれぞれ操作することができるようになっている。これらのエンコーダーはスイッチ機能も装備。入力側のエンコーダーを普通に押すとPADのオン/オフ、長押しすると48Vファンタム電源供給のオン/オフ操作、出力側のエンコーダーは、メイン出力、ヘッドフォン出力そして両方同時のボリュームコントロールを機能の切替える。また、全入力とアナログ出力のLEDメーターを装備し、確かな音量レベルの確認も可能だ。

標準で付属するコントロールソフトウエア「CueMix FX」は、MicroBook IIでももちろん継承されている。フレキシブルなルーティングが可能な6バス(3ステレオバス)ミキサーや、DSPパワーの7バンドのアナログモデリングEQとコンプレッサーを各入出力チャンネルに実装するほか、サインウエーブ、ピンク・ホワイトノイズのジェネレーターに加えて、オシロスコープやFFTスペクトラムアナライザー、フェイズメーターなど、測定に必要な機能を搭載。また、高精度のギターチューナーも装備している。

<主な特長>
・4×6入出力USB 2.0オーディオインターフェイス(物理入出力端子 4イン/8アウト)
・コンパクトサイズで、スタジオクォリティのサウンド
・最大24bit/96kHzのマルチ入出力
・専用のマイク、ギター入力
・バランス仕様のアナログライン入出力
・全入出力にDSP処理のEQとコンプレッサーを装備し、同時使用可能
・EQ/コンプの掛け録り、モニターのみに設定可能
・4ステレオバスのデジタルミキサーを装備し、出力ごとの個別ミックス可能
・入力+DAWのステレオ信号を、ミックスしループバック可能
・全入出力にレベルインジケーターを装備
・専用機顔負けの各種解析ツールとシグナルジェネレーターを装備
・DP直系のDAWソフトウェアAudioDesk 3付属(Mac OS X環境のみ)
・USBバス電源

◆MicroBook II(マイクロブック2)
価格:オープン(HRストア価格 29,800円)
発売日:2012年4月25日

◆MICROBOOK II 製品詳細ページ
◆ハイ・リゾリューション
◆BARKS 楽器チャンネル
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