テネイシャスD、くだらなさ際立つ「ローディーはつらいよ」ミュージック・ビデオ公開

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さてさて、『Rize Of The Fenix(邦題:鳳凰♂昇天)』の発売を6月6日に控え、我らがテネイシャスDが、これまでにも増してどうでもいいミュージック・ビデオを制作、公開している。「The Roadie(邦題:ローディーはつらいよ)」のPVだ。

◆「ローディーはつらいよ」ミュージック・ビデオ映像

いつも通り、楽曲自体は何気にとても素晴らしいというのがあまりに残念なところだが、スキット入りミュージック・ビデオの世界観は脱力のくだらなさだ。今回の主人公は歌のテーマとなっている“ローディー君”で、その役セバスチャンを務め果せるのは、俳優のダニー・マクブライド。『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』などでジャック・ブラックとの共演経験を持つ人気俳優だが、その好演ぶりが楽曲の持つくだらなさを際立たせているというのも、テネイシャスDの真骨頂であろう。

簡単にスキットの内容を要約すると、
●新しいローディーを探していたテネイシャスDの面接にあらわれた、強面ローディーのセバスチャン

●得意のビッグマウスでテネイシャスDをまんまと騙し雇われるセバスチャン

●あまりの気に入られようから、テーマ歌「The Roadie」をテネイシャスDに作ってもらうセバスチャン

●MVスタート

●テネイシャスDのライヴ会場で最初はまじめに働くセバスチャン

●バックパスを狙うグルーピーにステージ裏で誘惑され、パスを奪われるセバスチャン

●荒れるセバスチャン(楽屋を荒らし、認知を拒み、いけない薬…)

●MV終了

●ライヴ後、盛り上がる楽屋に登場するセバスチャン

●年増の商売お姉さんを勝手にプレゼントするセバスチャン

●金の無心を始めるセバスチャン

●首になるセバスチャン

以上、ストーリーを追えば追うほどくだらなさが際立つ「The Roadie(邦題:ローディーはつらいよ)」のミュージック・ビデオだが、英語の歌詞の意味が今ひとつわからないわれわれ日本人にとっては、単純にかっこいい作品として好きになってしまいそうだ。そんな自分が不憫でもあり、テネイシャスDが好きになってしまう自分が誇らしくもある。発売日、早く来い。


『鳳凰♂昇天』
2012年6月6日発売 SICP-3490 \2,520(税込)
※日本盤ボーナス・トラック2曲収録
※初回のみの紙ジャケ仕様
※CDエクストラとして字幕付き特典映像を収録
CD
1.鳳凰♂昇天/Rize Of The Fenix
2.ねらえ!お手頃ネエちゃん/Low Hanginin' Fruit
3.ギターの先生/Classical Teacher
4.セニョリータ/Señorita
5.宇宙船デス・スター/Deth Starr
6.ローディーはつらいよ/Roadie
7.フルートとトロンボーン/Flutes and Trombones
8.スターのジャックと怒れるケイジ/Ballad of Hollywood Jack and the Rage Kage
9.やってやんよ/Throw Down
10.ロックは死んだ、完全に/Rock is Dead
11.やられちまった/They Fucked Our Asses
12.あの輝かしい日々をもう一度/To Be The Best
13.俺のナオンはアラフォー/39
14.クアンタム・リープ/Quantum Leap *
15.リヴァーズ・オブ・ブラウン/Rivers Of Brown *
*日本盤ボーナス・トラック
CDエクストラ収録映像
1.ねらえ!お手頃ネエちゃん/Low Hangin' Fruit
2.ご無沙汰してます/Where Have We Been
3.鳳凰物語/Tale Of The Fenix
4.ロックは死んだ、完全に/Rock Is Dead
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