モーニング娘。・新垣里沙と光井愛佳が卒業。涙混じりの「楽しかった人ーッ!!」に1万人が大歓喜

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10期メンバーの工藤から順に、新垣へ贈る言葉。涙を堪えて感謝の気持ちを伝えようと頑張る10期。そんな姿を見つめる新垣は、まるで我が子を見る母親のような優しい表情を浮かべる。いや、それはこの日に限ったことではない。モーニング娘。のライヴやイベント、動画コメントなどで9期や10期が“フレッシュな(もしくは、たどたどしい、とも言えるかもしれないが)”言動をしている時、彼女はいつも、母親の目をして9期10期を見守っていた。やればできると常に信じ、できた時には成長を微笑ましく思う。そんな目をしていた。

セレモニーの中で、とりわけ大きな爆笑を誘ったのは生田衣梨奈だ。ファンの間では知られているとおり、生田は“ガキさん大好き”。ファンクラブ会員を対象としたバスツアーイベント<Morning Days Happy Holiday特別編 新垣里沙ファンクラブツアーin静岡>にも、会員に混ざって参加するほどの筋金入り。言うなれば“ガキさんヲタ”だ。そんな彼女から、新垣への言葉。「Never Forget」の段階で、すでに生田は号泣していたことなどから、どんな感動的な場面へと変わるのか、誰もが期待していた。

「えっと、これまでにいっぱいお手紙とか出したんですけど、出したんですけどって、書いたんですけど……新垣さん推しって言い出したのは、『リボーン~命のオーディション~』の新垣さんのジャンヌ・ダルクを見てからで、最初は生写真からはじまったところが、今ではバスツアーに行くくらいになったり、「(女子)かしまし(物語)」の歌詞にあるように<大好き過ぎてもいいですか>って歌詞は衣梨奈にしか歌えない歌詞だと思っています。」

感情の昂りと嗚咽と涙が混ざって、冒頭からすでに彼女が何を言っているのかよく聞き取れない。ただ、「ガキさんが大好き!」という気持ちだけが、これでもかと伝わってくる。そして、ここからさらに生田の新垣への想いは膨張し、膨張から暴走へ。

「そして、これからもずっと永遠に新垣さんを激単推しで行きます! そして『新垣さんを応援する会』をさらに広げていき、会長として頑張りたいと思います。そして、新垣さんがいなくなってしまったら、(メンバーカラー)黄緑がいなくなってしまうので、もし黄緑が決まりそうになった時は、衣梨奈が黄緑を受け継いで、新垣さんの今、モーニング娘。にある気持ちを受け継いでって、モーニング娘。が大好きって気持ちをずーっと残していきたいと思います。新垣さんが大好きで大好きで大好き!大好き!qwせdrftgyふじこlp;@」

最後は「大好き!」と叫びながら新垣のもとに飛び込んでいく生田。あまりのことに驚いた新垣は、人が生命の危機を感じた時の本能として、踵を返して生田から逃げようとする。ほんの10分くらい前に新垣自ら読んだ手紙の「生田は自分をコントロールできない時があるから心配だなぁ。」と、いう不安が、こんなにも早く的中した、というべきか。かくして「新垣里沙 危機一髪。卒業セレモニーに“熱狂的女性ファン”乱入!」という見出しが翌日のスポーツ紙の一面を踊りそうな出来事に、誰もが唖然とし、そしてこの“前代未聞の珍事”に爆笑した。

ハロプロ大好きっ娘の譜久村聖は、最後のお願いとして懐かしの「まゆげビーム」をリクエスト。光井愛佳からは、数年前、移動中に隣りの席になった新垣に対してしつこく話しかけすぎて、それ以来、隣になったことがなかったというエピソードを話し、オーディエンスはもちろん、田中れいなや道重さゆみも爆笑。そして、「ガキさんとはですね、まぁギクシャクした時期もありましたし、ほんとに、1年間くらい会話をしないという時期も、実はありました。」という、今だから話せる思い出話で会場を驚かせた田中れいな。

道重さゆみは、「ガキさんとは…」と、涙で言葉が詰まる。思えば、普段は完璧な“毒舌キャラ”の道重が、唯一、それを忘れてしまうのが卒業セレモニー。彼女からは、「モーニング娘。のことが大好き。後輩のことが可愛い。心配。だけど信用しているって、まっすぐ過ぎるくらいの眼差しでいるガキさんが、ホントに大好きです。ガキさんが大好きなモーニング娘。は、これからは、私たちが頑張っていきますので、見守っていてください。」と、新リーダーとしての決意も聞くことができた。

「みなさん本当に、どうもありがとう! モーニング娘。最高ーッ!」

新垣のシャウトから流れてきたのは、懐かしのライヴ盛り上げ曲「Happy Night」。この曲も「Never Forget」も、どちらもシングル「Memory 青春の光」のカップリング曲。本人セレクトかは定かではないが、この曲を自身の卒業公演に持ってくるというのも、モーニング娘。に憧れた新垣らしい。

そして<新垣里沙 光井愛佳 卒業スペシャル>のラストナンバーは、もちろん「涙ッチ」。ここ最近の卒業公演で歌われてきた楽曲をみんな心ひとつに、<溢れ出るその感動を / 止めちゃダメさ>と大合唱。光井愛佳と新垣里沙の卒業公演はクライマックスに達した。

すべての曲が終了し、右端から左端まで移動しながら手を振って、一旦はステージを降りた新垣と光井。しかし鳴り止まない大「愛佳!ガキさん!」コールに、もう一度ステージイン。「発表して2週間なかったんですが、みなさん、納得して、そして心の整理をつけてくれて、本当にありがとうございました。」と、ファンに感謝する光井愛佳。そして「10年間、モーニング娘。でやってきて、大好きだったモーニング娘。に加入して活動してきた10年間、ほんとに幸せでした。そして、今日は、モーニング娘。人生の命を思う存分燃やし尽くすことができました。ありがとうございました。これからも変わらず、モーニング娘。を愛してください。よろしくお願いします。」と、自分が抜けた後のモーニング娘。にも変わらぬ愛情をお願いする新垣里沙。

ふたりは、再度、すべてのオーディエンスに応えるかのように手を振り、満足そうな笑顔を見せる。そして、新垣里沙は両手を広げ、オーディエンスからのめいっぱいの愛を受け止め、そして叫んだ。

「楽しかった人ーッ!!」

地鳴りのように沸き上がる1万人の大声援。その声に包まれて、ふたりはステージを降りた。

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