√thumm(ルートサム)、3rdフルアルバム『mimoro』をリリース

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奈良を拠点に、独自の進化を遂げたオリエンタルテクノバンド、√thumm(ルートサム)が3rdフルアルバム『mimoro』(ミモロ)を6月20日にリリースする。

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どこか初期YMO、はたまた大正九年をも彷彿とさせるノスタルジックな「和製」感は、毎年フランスで行われるヨーロッパ最大規模の日本フェス<JAPAN EXPO 2010>に出演した際にも、ゆらぐことなく欧米人のハートをトリコにした。

ボーカル+シンセサイザー+シンセベースのlio、ギター+プログラミングのsujin、ドラムのshimarの3人が奏でるサウンドは、パート名から連想されるようなエレクトロとは、ひと味異なる。生の躍動感に満ちているといおうか、ビンテージな太さと、懐かしくも真新しいメロディーラインが温かだ。

アルバムリリースに際して推薦コメントを寄せているシンガーソングライター、椎名純平の言葉を借りれば、「箇条書きはいくらでも長くする事が出来るけれど、どれだけ理由を並べてみたところで、本質には近づけない気がする」という多面性を持っている。

リリースは、元BEAT CRUSADERSのクボタが主宰することで知られるキャプテンハウスから。京都の女性ひとりユニット、YeYeに続く「古都」出身のアーティストとなる。なお、発売翌日の6月21日からは全4ヶ所のリリースパーティーを開催する。

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<椎名純平 推薦コメント>
√thummとは、確か3年くらい前の年末に大阪で初めてお会いした。
その時にlioさんとWulitzerについて随分長く話し込み、別れ際に“coton”を頂いた。
僕は普段、頂いたCDを繰り返し聴く事は殆どないのだけど、このアルバムは車に常備して、ずいぶん愛聴した。

そして今作“mimoro”もまた、僕の愛聴盤になってくれそうな予感がしている。

僕は√thummの何が好きでそんなに聴くのだろう?
いま部屋のスピーカーから流れてくるのは、六曲目の“こよなし”。
この曲に顕著な日本風な旋律の美しさに惹かれているから?
あるいは、一聴ポップだが、実はアナログな骨太さを内包しているプロダクションの確かさに?
lioさんの声のキュートさ?

この箇条書きはいくらでも長くする事が出来るけれど、どれだけ理由を並べてみたところで、本質には近づけない気がする。

その全てが(そして僕が感知したよりも遥かに多い工夫やノウハウや努力や涙が)精緻に組み合わさって、このアルバムは出来ているのだから。
僕が導こうとしている身も蓋もない結論は敢えて書かないでおくけれど、とにかく一聴は百聞に如かず、であります。
さぁ、彼らの世界へどうぞようこそ。

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<New Album『mimoro』>
2012年6月20日(水)リリース
CHRS-023 ¥2,415(tax in)
1.Time trip(04:35)
2.prophet(03:52)
3.may(04:39)
4.Simple life(04:11)
5.K(05:17)
6.こよなし(03:46)
7.cutesy(03:28)
8.浮雲(04:47)
9.BLUE MARBLE(03:49)※ミュージック・ビデオ制作
10.WHITE(04:32)

<配信サイト>
iTunes Store、レコチョクなどの配信サイトにて6月13日(水)から配信予定。

<『mimoro』リリースパーティー>
2012年6月21日(木)京都MUSE
2012年7月6日(金)大阪club vijon
2012年7月7日(土)名古屋TIGHT ROPE
2012年7月21日(土)新宿MARZ

◆チケット詳細&購入ページ
◆√thummオフィシャルサイト
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