エアロスミス、「僕ら自身が書き上げた曲が多く収録されている」

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『アメリカン・アイドル』のジャッジとして、2回目のシーズンを今週まっとうしたばかりのスティーヴン・タイラーが、エアロスミスのリーダーとして再始動する。

5/23(水)に放送された『アメリカン・アイドル』のフィナーレで、エアロスミスはニュー・シングルの「レジェンダリー・チャイルド」をパフォーマンスしたが、その演奏の直後にタイラーは「新作『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション』が、ようやく8/28に発売されることになった」と正式にアナウンスした。

このニュー・アルバムは2004年の『ホンキン・オン・ボーボゥ』から8年ぶりとなる新作で、完成に至るまでの道のりは決してラクなものではなかった。タイラーは2009年末にリハビリ施設に入所し、それに伴い他のメンバーたちはタイラーに代わるシンガーを探しているとの噂もたったほどだ。

結果的にタイラーは2010年のツアーからバンドに復帰したが、今度は同年8月に『アメリカン・アイドル』のジャッジを務めることで番組と契約を交わし、それによりアルバム制作は昨年の夏まで再び宙に浮いた状態となってしまった。そして『アメリカン・アイドル』の最初のシーズンを終えたタイラーとメンバーたちは、昨年夏にプロデューサーのジャック・ダグラスと再び顔を合わせて制作作業を再スタートさせたというわけだ。

制作が終了する直前の今年3月、ギタリストのジョー・ペリーはビルボードのインタビューの中で次のようなことを語っていた。

「ここ20年ほどのアルバム制作では、メンバー全員でスタジオにこもって曲を書き続けるという感じだったが、今回のアルバムはそういうのとはかなり違ったプロセスだった。曲の中には(スタジオ入りした時点で)すでに完成しているものもあったし、一方でリフだけだったものもある。とにかく今回のアルバムは、過去の作品に比べて僕ら自身が書き上げた曲が多く収録されているよ」。

新作『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション』は、6/16にミネアポリスで幕を開ける“GLOBAL WARMING TOUR”の直後にリリースされる。彼らは春にアルバムのミックス作業を進める傍ら、ツアーに向けて25曲のリハーサルを行っていたといい、その中にはニュー・アルバムに収録される新曲2~3曲も含まれているそうだ。

ニュー・アルバムには、『アメリカン・アイドル』のフィナーレでパフォーマンスした「レジェンダリー・チャイルド」を含め、全14曲が収録される。詳しい曲目リストはBillboard.comを参照してほしい。

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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