BORN、「まだ通過点」と結成4周年記念ライブで飛躍誓う

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4月に結成4周年を迎えたBORNが5月26日、高田馬場AREAで4週連続ワンマンライブの最終公演を行った。

フロアに襲い掛かるような勢いの「DEMONS」で幕を開けたステージは、冒頭から身動きできないほどの熱でいっぱい。ボーカル・猟牙は「この業界に入ったとき、AREAでライブをやるなんてすごいと思っていたけど、それが4週続けてできるなんて…」と感慨深げ。「7月には初めてのワンマンツアーも始まって、最後は(渋谷)O-EASTでやる。でもこれはまだ通過点。死ぬまでついて来て」と集まった500人のファンに飛躍を誓った。

BORNは猟牙、ギターのRay、同・K、ベースのKIFUMI、ドラムのTOMOの5人組。2008年、自らが生まれ変わることの意味を込め「BORN」に改名をし、5月6・13・20・26日と自身が初めて主催ライブを開いた同地で、4週連続でステージを展開してきた。

最終日のこの日は、激しい「RADICAL HYSTERIA」でフロアと溶け合うようなステージを見せたかと思えば一転、生きる難しさをつづった「春煌花-SAKURA-」では、「キミには歌うことでしか伝えられないけど」と心の深い部分に入り込むような真っ直ぐな言葉で熱唱。4年間、制作とライブを真摯に重ねてきた5人の大きな成長をうかがわせた。

ライブが行われた5月26日はKの誕生日。アンコールでKは「何をやってもいいといわれたので、the GazettEの『LINDA(~candydive Pinky heven~)』をやります」と所属事務所の先輩の曲を自ら歌い上げ、大盛り上がりに。終盤にはthe GazettEのボーカル・ルキから3段の巨大ケーキが届けられ、会場全員でハッピーバースデーを歌い、Kの新たな一歩を祝福した。猟牙は「ケーキを贈って下さった方から手紙が届いています」と、ルキがKとの出会いから今までを振り返った温かなメッセージを読み上げると、大きな拍手が。ジーンとしたKの表情を見た猟牙は「オレ、涙出てきた…」と目を潤ませていた。

7月4日にはファンへの感謝を込めたシングル「BLASTED ANIMALS」を発売。リリースに先駆け、6月上旬にはバンドの公式サイトでミュージックビデオを公開する。また7月16日の「HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3」を皮切りに初のワンマンツアーを全国8カ所で開催。8月12日には「渋谷O-EAST」でツアーファイナルを行うことが決まっている。同チケットの一般発売は6月2日から。

取材・文/西村綾乃

◆BORNオフィシャルサイト
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