エルヴィス・プレスリーの霊安室、ファンからの抗議によりオークション取り消し

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エルヴィス・プレスリーの遺体が安置されていた場所がオークションにかけられるはずだったが、ファンからの抗議が殺到し、出品が取り消されたという。

プレスリーの家族は彼を私有地(グレイスランド)に埋葬したかったため、許可が降りるまでのおよそ2ヵ月間、遺体はフォレストヒル墓地の建物の一角に保管されていた。それ以降使用されることのなかったこの霊安室が日曜日(6月24日)オークションにかけられる予定だった。

しかしながら、ファンから聖地として保存しておくべきとの声が上がり、嘆願書に1万人以上の署名が集まったという。このため、オークションを行なうはずだったJulien's Auctionsは「エルヴィスの思い出をリスペクトする同時に、ファンが満足するような案が見つかるまで売却しない」と決定したそうだ。

霊安室は、葬儀を行なうことができる小さな教会の使用許可付きで10万ドル(約800万円)の入札開始価格が設定されていた。

Ako Suzuki, London
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